D90が観た画像  d90-19134

東京都目黒区 ホテル雅叙園東京 百段階段
撮影日 :  2019−4−9
春・さくら、咲クヤ at 百段階段
3月28日〜4月21日の期間中は、季節がら「さくらアート」で百段階段に接続される七つの部屋に、さまざまなジャンルの芸術家が自信作品を出展していた。

@ 「十畝の間」
部屋の真ん中に、ガラス箱の中に美味しそうな「さくら餅」が入っている。
関東「長命寺」と関西「道明寺」で呼び名の違うぼた餅だが、岩手県・盛岡でちりめん細工のクラフトアートをしているojigisou2002の創作品。

ビーズアーティスト(金谷美帆)の出品は、総ビーズ織り「和衣裳」(165万余粒使用)、水引作品は(内野敏子)、「桜と川」や「乃木坂の桜」はペーパーアーティスト(太田隆司)の作品、中でも一番気になったのは、6本の一升瓶の中に詰め込まれた桜の花・・・写真撮影も難易度が高い。

A 「漁樵の間」
日本が誇る伝統芸能「歌舞伎」の衣裳に見るさくらを特別にあしらっている。
赤地に枝垂桜、その下に雅楽に用いる火焔太鼓、そして宴に張りめぐらされる華やかな幔幕が印象的な三浦屋揚巻は、助六由縁江戸桜に登場する最高位の格である花魁の衣裳。
その他、「身替座禅」や「京鹿子 娘道成寺」のさくらにまつわる衣裳も展示されている。

B 「草丘の間」
今回のこの部屋には、思いがけない仕掛け(特別企画)がある。
『馥郁たる香りの桜湯とお菓子』を1000円で希望すると、お菓子を供する「さくら柄のお皿は記念にお持ち帰り」出来る。
天井までとどく大きな生花には「八重桜」が主役になっている。
佐賀県有田で作家活動を続ける陶芸家(島本悠次)の磁器ならではの気品と繊細さを作品に表現したさくらをテーマとした逸品も展示。
色紙に書かれた文字は緑色この原料は抹茶だとか。

C 「静水の間」
さくら染め(小室真以人)作品は、従来の後染めの技法に加え、オーガニックコットンを原綿から草木染めするトップ染め技法を用いて、より深みのある色合いの糸を紡ぎ、長く寄り添ってくれるアイテムを生み出している。
ヨーロッパ生まれ、アメリカ育ちのパッチワークキルトも日本国内に多くの愛好者は300万人になってきたそうだ。
「ちりめん布」を用いた「雛人形玩具」も箱一杯に広がっていた。

D 「星光の間」
この部屋内部は「神の手●ニッポン」の作品集。
床にでも有るような素材から想像力と技巧を駆使して「春・さくら」に因む作品を展示している。
作家は、ペーパーアーティスト(中山ゆかり),現代切絵アーティスト(中村敦臣),組み木絵アーティスト(中村道雄),押絵アーティスト(長峰幸代),立体切絵(SouMa)ら多数。

E 「清方の間」
展示品は、東京・青梅市の日本酒の蔵元で知られる「澤乃井」の『髪かざりの美術館』から借り物。
故岡崎智予さんの40年にわたるコレクションを引き継ぎ、約4000点もの髪かざりのほか、女性風俗を偲ぶ衣裳、身装品など幅広く展示をしている。今回のテーマは、「春・さくら」にちなんだ「櫛やかんざし、着物」など古くは江戸時代の逸品を展示しおり、小さな装身具の中に見る日本文化の粋をご堪能できる。

F 「頂上の間」
『春爛漫 木漏れ日の中で』とテーマが出ているが、99段の階段を登り詰めてきた人達の休憩場所にもなっている。
障子を開放し、廊下に置かれた大きな甕に造花の桜と色鮮やかな日傘と借景の庭の新緑をバックにして、記念写真を撮って貰おうと目論んでいる。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
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