D90が観た画像  d90-19153

神奈川県鎌倉市 鶴岡八幡宮・段葛
撮影日 :  2019−4−28
鶴岡八幡宮・「段葛(だんかずら)のつつじ」
治承4年(1180年)10月6日に鎌倉入りした源頼朝は武家のシンボルタワーとして、『鶴岡八幡宮』を造営し、幕府の防衛施設として養和2年(1182年)3月に「若宮大路」を築く。
段葛(だんかずら)は、北条政子が第2子(源頼家)を懐妊した際、安産を祈って「鶴岡八幡宮」参拝するために、「若宮大路」の中央に参道(段2壇を築き葛石で縁石を並べた)を造ったもの。
現在までの間に、寛文8年(1688年)、徳川将軍家綱(いえつな)によって、それまでの木造の鳥居から石造の鳥居に建て替えられた。
その後の地震や津波での破壊で明治の初めには二の鳥居から南がなくなり、段葛は500メートルとなった。
さらに、関東大震災のおり、一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居は崩壊したので、改修が行なわれている。

直近では、車社会となり、傷みの激しくなった「段葛」やさくら並木を、100年振りに大改修を2018年3月に終了した。
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2014年の改修前までに「段葛」には1600株のつつじが植樹されていたが、「段葛のつつじ」には関東大震災からの復興の想い出がある物として、
2015年(平成27年)3月、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県に『段葛は祈りの道』として寄贈された。

さて、100年振りに新装なった「段葛」には、桜の木とつつじの株が代替わりとして植樹された。
まだまだ往時の姿にはほど遠いが、10年後、20年後には立派な並木道を彩ってくれるだろう。

伊豆半島,神奈川,東京の「つつじの名所」を別表(首都圏のつつじの名所)にしています。

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