D90が観た画像  d90-19174

神奈川県横浜市金沢区金沢町212
撮影日 :  2019−5−16
鎌倉時代の名庭園・称名寺の黄菖蒲
5月14日の「NHKの昼と夜」に、NHK横浜支局が取材して来た『称名寺の黄菖蒲(キショウブ)』が見頃だと・・・放送していた。
京浜急行の「金沢文庫駅」で下車し、路線バスを利用して、門前で下車するので、楽に行ける。
「桜の名所」の噂もあるので、何時かは行こうかなと思っていたが、「黄菖蒲」があまりにも見映えが良かったので、取材に出向く。

称名寺の創建は不明。 鎌倉幕府の要人・「北条実時」が、六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂から発展が起源とされる。
実時の孫・貞顕の時代には、三重の塔を含む七堂伽藍を完備した大寺院として全盛期を迎えたらしい。
しかし、新田義貞の鎌倉攻めによって北条氏が亡びた後、衰退する。
後醍醐天皇、豊臣秀吉や徳川家康らの庇護を受けたが、寺運は回復せず、江戸期には大きく衰退した。
但し、現存する建物は江戸時代に造られている。
---------------------------
さて、本題の「黄菖蒲(キショウブ)」の話へ。
------------------
路線バスを降りると、目の前に「朱塗りの赤門」をくぐると桜並木の参道が続き、突き当りには「仁王門」。
『仁王像』は、鎌倉時代に造られた高さ4メートルの大きさなので迫力がある。
仁王門横の通用門を入ると、「阿字ヶ池」を中心に中之島・反橋・平橋を配した「浄土庭園」が広がっている。
『池』の周囲を取り巻くように、黄色の花菖蒲が満開だった。

境内を散歩中の「昭和時代の少年・少女」が嘆いていた。
「昔は、紫色や白色の花菖蒲があったのに、今は全く見られない!!」

実は、「黄菖蒲(キショウブ)」は、地下に横に這う太い根茎から 分枝して繁殖するヨーロッパが原産のアヤメ科の外来植物で、環境省は"要注意外来生物(植物)"の一種として、積極的な防除または分布拡大の抑制の検討が望まれると警戒を呼び掛けている。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。