D90が観た画像  d90-19185

神奈川県三浦市小網代の森
撮影日 :  2019−6−2
ゲンジボタルの光跡撮影(小網代の森
先日(5/30)に教えて貰った「小網代の森」のホタル・・・ネット検索して見たら、夜間開放が6月2日の18時〜21時までと出た。
海老名上空の天候は雨の心配はなかった。(ただ、天気予報は三浦半島や房総半島の南端には雨雲の通過が有りそうだ。)
しかし、6月2日が最終日なので、三脚の他に傘も持参する。
電車が「京浜久里浜」を通過する頃に、車窓に雨粒が当たるようになり、終点の『三崎口駅』に着く頃は「シトシト雨」で止みそうも無い。

路線バスを「引橋」で下車すると、女性の4人組と千葉県・柏市からの男性と一緒になる。
男性は、シーズン初めに来たので、2度目だと言う。
彼の道案内で「引橋入口」に、20時前に辿り着く。
ガードマンに聞くと、本日は、174人目だと、ちなみに、昨日(6/1)は1000人を超えていたとか。
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小網代の森は、三浦半島の先端にある、相模湾に面した約70ヘクタールの森です。
森の中央にある谷に沿って流れる「浦の川」の集水域として、森林、湿地、干潟及び海までが連続して残されている、関東地方で唯一の自然環境と言われています。
森、川、海のつながりが必要なアカテガニをはじめとして、希少種を含む多くの生き物たちが、多様な生態系を形成しています。森の中心にある散策路を通って、森林から干潟へと続く自然の移り変わりをお楽しみください。
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住宅地の一帯は、入江の半島の丘の上、小網代湾とは標高差30〜40メートルほどあるので、ホタルの出現する湿地帯までは、階段(目測で幅1.8メートル)を利用して一気に下るのである。
湿地帯の中は、尾瀬ヶ原の木道並みの「目測で幅1.8メートル」の木道を歩き、山裾の遊歩道は幅60センチほどの凸凹道を歩く。

山裾の遊歩道を歩いている時、背後から人の気配を感じたので、道を譲った。
足元灯も点けずに、転びもせず、木道から落ちもせず・・・、聞けば、この森を熟知している様子、「ホタルの乱舞ポイント」や「テラスの状況」や「河口干潟」への道順を教えてくれた。
「眺望テラス」まで案内して貰ったところで、美人の大石さんと別れた。

さて、「ホタルの乱舞ポイント」は、階段を一気に下る途中の「中央の谷」と「まんなか湿地手前」と「やなぎテラス手前」と「眺望テラス」の4ヶ所ほど。
「中央の谷」は、木道の上空30メートルが3方の梢で覆われ、暗闇のドーム状でホタルの乱舞エリアとなっている。
しかし、幅1.8メートルの木道は「宮ノ前峠入口」と「引橋入口」からの合計1500人がすれ違いで通行するとなると、立ち止まることは許されない、ましてや、三脚など立てていれば顰蹙ものである。
かろうじて三脚の立てられる場所としては、「眺望テラス」前の遊歩道だけだ。

今回は、下見と割り切ったものの、「眺望テラス」前からのホタルの乱舞しているエリアまでは、50〜70メートルの距離がある。
雨降りで「ホタルの明りも湿り気味」、18-200ミリで撮影すれば、画面上部半分は街明りの刺し込む空となる。
よって、単焦点の85ミリの出番となり、20時38分から20時46分のわずかな撮影時間となった。
私の目視でホタルの光は30頭ほど。
しかし、巡回して来た先生と呼ばれる人は、湿地の中を50メートルほど奥地に入り、「253頭」をカウントしたようだ。
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FacebookのNPOのリポートから・・・、
「2019年6月1日の小網代のホタルは、1033匹を計測しました。今年初めての1000匹超えです。」
「中央の谷」から「眺望テラス」までの距離は、1200メートルほど、このエリアで1000頭と判断すると、神奈川県内では、秦野市渋沢・千村の里と同規模となる。
カメラマンとしては、三脚の立てられない場所よりは、三脚の立てられる場所を選びたい。
さらに、幅1.8メートルの木道は、すれ違いは可能だが、立ち止まることは不可能。

過去のワーストホタル会場としては、横浜・三渓園と東京・杉並区久我山(一方通行で後戻り出来ない)カメラマン泣かせの場所に匹敵する。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。