浅草寺のほおずき市 |
7月9日・10日は浅草寺境内を彩るほおずきの屋台は、浅草の夏の風物詩である。
この両日は四万六千日の縁日であり、縁日にともなってほおずき市が催される。
室町時代末期(16世紀半ば)頃から、「功徳日」といわれる縁日が設けられるようになった。
功徳日とは、その日に参拝すると、100日、1,000日分などの功徳が得られるという特別な日を指すもの。
このうち7月10日は最大のもので、46,000日分の功徳があるとされることから、特に「四万六千日」と呼ばれる。
いなせな恰好の売り子たちが、声をあげてほおずきを売り、境内は朝から晩まで参拝者で埋まる。
観世音菩薩の功徳に感謝して参拝し、100ヶ所のほおずき市を散策して江戸情緒を味わいたいものである。 |
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