シュウカイドウの花が咲く時期になった。
この花を追って、鎌倉の光則寺と御霊神社を訪ねた。
まず、この花の特徴は、日陰を好む中国原産の多年草で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)の雌雄異花であること。まずは、下の一枚の写真が、ぱっと見で目に留まる花は雄花。
大きな花弁(のように見える萼片)が二枚に、小さめな花弁が二枚。
続いて下の2枚の写真は、花の裏側に直角三角形の翼(よく)を持つ子房があれば雌花。
大きな花弁(に見える萼片)が二枚に、小さめな花弁は一枚だけ。
子房が重たいのかうなだれて真下を向いたままなため、花開していることに気づかないかもしれない。
咲き終わると萼片と花弁が落ち、やげん軟骨形の子房の先端に黄色い雌蕊が残った姿に変わる。
光則寺は花の寺を自負している。白いシュウカイドウもあったし、スズムシバナも生い茂っていた。 |