伊勢原市は、太田道灌の生れ故郷で、父親(太田資清)とともに鎌倉に上り、鎌倉公方を補佐する関東管領上杉氏の一族である扇谷上杉家の家宰を務めた。
家督を継いだ太田道灌は、戦に続く戦であった。
古河公方側の有力武将である房総の千葉氏を抑えるため、両勢力の境界である当時の利根川下流域に、江戸城築城もを築く必要があった。
そして、道灌の活躍によって主家扇谷家の勢力は大きく増していくが、一方、道灌の活躍に疑心暗鬼を抱く味方に、暗殺されるのであった。
命を落とした場所も、伊勢原市であったため、道灌まつりが開かれている。「太田道灌公鷹狩り行列」は、7人のお伴を従えて行列の先頭を歩いた。
一方、源頼朝の信仰していた「日向薬師」に、北条政子は二度参拝している。
この二度目の日向薬師を参拝した史実を再現したもの。
道灌まつりの男性役と女性役は、毎年異なる。
今年の、道灌公役にプロレスラーの真壁刀義(新日本プロレス)、政子役に元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈が扮した。
真壁刀義(まかべとうぎ)は、プロレス界の王座で数々のタイトルを戴冠、その反面スイーツに目がなく、「スイーツ真壁」としてバラエティー番組を中心に多方面で活躍。
丸山桂里奈(まるやまかりな)は、小学校6年生でサッカーを始め、日本体育大学在学中にサッカー女子日本代表に初選出される。
オリンピックは、アテネ、北京、ロンドンに3度出場。
2011年のFIFA女子ワールドカップでは準々決勝ドイツ戦で決勝ゴールを決め、日本の初優勝に貢献した。 2016年12月現役を引退。現在はタレントとしてテレビ、ラジオ、雑誌などで活躍中。 |