D90が観た画像  d90-19288

東京都新宿区 新宿御苑
撮影日 :  2019−11−2
新宿御苑 菊花壇展−1
新宿御苑の秋の花といえば、日本庭園を彩る皇室ゆかりの菊花壇展である。
毎年11月1日から15日まで、日本庭園にて開催している。
菊花の艶やかな競演がおりなす、伝統美の世界を訪ねました。

懸崖作り花壇 (けんがいつくりかだん)
懸崖作りに用いる菊は小菊で、分枝性の旺盛なものを摘心によって仕立てる。
この花壇に陳列している品種は、小菊のなかでも一重咲きの山菊とよばれる品種を用いている。

大作り花壇 (おおづくりかだん)
大作りは1本の株から何百というたくさんの花を咲かせるように仕上げたもので、菊のなかでもとくに発達の旺盛な品種を用いる。
飾りつけは個々の花をこんもりと、そして半円形に整然と結い立てるもので、この栽培と仕立てには高度の技術が必要とされている。

伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇 (いせぎく・ちょうじぎく・さがぎくかだん)
木の素材をいかしたよしず張りの上家に、伊勢菊32株、丁子菊32株、嵯峨菊25株を配色よく植え込んだ花壇です。
伊勢菊は伊勢地方(現在の三重県松阪市・津市)で発達した菊です。
丁子菊は、昔、おもに関西地方で作られた菊です。
嵯峨菊は、嵯峨天皇の御愛の菊として、京都の大覚寺に植えられたものが始まりといわれる、もっとも古い歴史をもつ古典菊です。

江戸菊花壇 (えどぎくかだん)
江戸において流行したので、江戸菊ともよばれている。
この菊は花びらが様々に変化する狂いの芸が特徴で、御苑独自の仕立てと、全体の色彩の変化と配列の美しい花壇で、新宿御苑の菊花壇の中でももっとも古い歴史のある植え込み様式である。

昨年は11月12日に訪れており、花の終りを感じたので、今年は開園2日目、やはり早かった。 (9日頃が見頃)

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。