お茶の水 おりがみ会館の2階「ギャラリー」において、11月19日〜12月7日の期間中「若竹和紙人形
展」が開催されている。
和紙人形の大きさは、20センチメートル強、価格も35,000〜150,000するものだった。「豊若秀豊」さんが『若竹和紙人形』を創始して53年余りになるとか。
平成23年横須賀市文化功労者として、横須賀市より表彰を受けた。
今回の作品展示の内容は、立人形25点、押絵30点並びに色紙絵10点。
人形は顔が命と言われる世界、この和紙人形は、雛人形より手間ひまがかかっている様だ。
まず、歯科医で使用する「セメント」(熱を加えると固まる)で形(頭部)を造る。
そして、変色を防ぐ意味で和紙を14枚重ね貼りしており、目の下の隈も色紙を切貼りしている。
金箔の翁の和紙人形は、40年前の作品だとか、全く変色していなかった。
人形の製作には、歴史や時代検証に数ヶ月の手間が掛かり、構想が出来れば10日ほどで出来るとか。
着物の和紙も、イメージするものが手に入らなければ、一から手作りで一体作るのに、数ヶ月も費やすそうだ。 |