雅叙園百段階段の第一番目の部屋は、「十畝の間(じっぽのま)」。
この部屋のコンセプトは、「時を旅するお雛さま」、「松江のお雛さま」、「木のぬくもりのお雛さま」とに分かれていた。
「時を旅するお雛さま」は、皇室の江戸、明治、大正、昭和、平成、令和への移り変わりを語るもの。
「松江のお雛さま」は、エンナヤ人形店の8代目店主・故・塩冶市之助の寄贈された京都製の「おぼこ雛」が飾られている。
「木のぬくもりのお雛さま」は、出雲大社から程近い場所にある「吉や」は手作りの人形を手掛けるお店。ところで、写真撮影は2日目の1月25日に行ったのだが、持参したカメラは「18−200ミリのズームレンズ」、部屋の暗さも影響してシャッター速度は手持撮影の限界値、ほとんどピンボケ状態だった。
そこで、1月27日には「単焦点85ミリ」を持参して、お雛さまの顔写真を撮る事にした。
「人形を撮るには、目に焦点を合わせ」・・・手持マニアル設定も、充分「単焦点」レンズの威力を発揮できた。 |