D90が観た画像  d90-20048

神奈川県山北町向原 能安寺道場
撮影日 :  2020−2−15,2−16
世附(よづく)の百万遍念仏
「世附(よづく)の百万遍念仏」とは、かっては600年前から行なわれていたという伝承があるもので、「神奈川県指定無形民俗文化財」になっているもの。
三保ダム(丹沢湖)[昭和53年完成]前の世附(よづく)は、西丹沢の幽境にある集落で戸数125戸だったところで、今では湖底に村は眠っている。
三年間は中断したが、昭和52年に、山北町向原 「能安寺道場」で復活した。 
以後、毎年2月15日に近い土曜日と日曜日の2日間行なわれている。

まずは、司祭者(神寄せ山伏)が登場し、数珠車に向かって「九字の印」を結び、白幣を持って唱言をして、「六斉念仏」を唱える。
そして、念仏衆により念仏が始まる。
それと同時に青年たちが1人ずつ自数珠を手操って、引き寄せては投げて、グルグルと数珠をまわす。
数珠の数は現在302個、長さ9メートルが長蛇のような数珠が波がしらの曲線を描いて回転するのが巧者の技とされる。
中には、近くに座っている山伏めがけて、数珠をまわす者もいて、見物人から爆笑をもらっていた。この念仏は、百万遍とはいかないが、2時間半も続くのだ。
この様子を動画で撮影しています。  世附の百万遍念仏-1    世附の百万遍念仏-2

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
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