| 町家のひなめぐり 神田屋 |
入口からは何屋（呉服屋さんらしきお店）さんだが、分からなかった。
入口で声をかけるが応答が無い。 やむを得ず、店のまわりを回って見ると、ショーウィンドーに人形が数点飾ってある。
そして、中で若い子が、こちらを見ていた。
思い切って、入口から中に入り込み、店の奥に行く。
若い子に「お雛さまを見せて下さい」と、声をかけると、奥の方から女将さんが出てきた。
撮影日にちは、「松崎ひなまつり」を見てきた後で、時間的に余裕があった。
神田屋さんのお雛さまは「大正時代の物」、人形は東京から来た「しょいっこ商人」から一つ一つ買い求めたもの。
最後に届けてもらったのは「雛膳」で、その翌月に「東京大空襲」が有り、その後商人の方が再訪する事は無かった。
緋毛氈（ひもうせん）は右下に碇のマークが入っている通りで，海軍から配布されたもの。
これは昭和８年３月３日に起きた三陸大津波で、釜石市大渡町にあった「神田屋の支店」が被災した際に頂いた「救援物資」と事。 |
 |
 |
|
