D90が観た画像  d90-20067

岩手県盛岡市清水町13−46 南昌荘
撮影日 :  2020−2−29
「南昌荘」で「くくり雛の七段飾り」
『くくり雛』は「押し絵」の技法で作られた雛人形のことで、岩手県の水沢地方独特の呼び名です。
厚紙の部品の上に綿をのせ、布で包み組み合わせて押し絵に仕上げていきます。
水沢地方では、綿を布で包むことを「くくる」と言うことから「くくり雛」と呼ばれています。

くくり雛の起源は、江戸中期にさかのぼり、その後、水沢の画人、砂金竹香(いさごちっこう)が女性や子供達に教え伝え、明治時代から大正時代に盛んに作られました。
内裏雛や三人官女、五人囃子のほか、歌舞伎やおとぎ話などを題材にしています。
くくり雛の背面には、竹などの串がつけられ、木製の台にこの串をさし、ひな壇に飾ります。

私の「全国雛めぐりの旅」でも、『押絵雛』の人形は数ヵ所で見て来た。
@ 山形県酒田市  A 長野県松本市  B 長野県上田市  C 長野県須坂市  
なかでも長野県松本市は「押絵雛」の宝庫であった。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。