D90が観た画像  d90-20245

神奈川県 鎌倉市浄明寺5-1-10
撮影日 :  2020−12−13
「一条恵観山荘」(いちじょう えかん さんそう)の紅葉
この山荘は、戦後まで京都西賀茂に、緑の濃淡が幾重にも連なる里山に建つ一条家別邸の離れでした。
一見すると田舎家風なその建物は、恵観公自身が設計をし随所に雅な心と野趣が込められた皇族の「茶屋」です。

この建造物は、江戸時代初期、正保三年(1646)に公卿である一条昭良(あきよし)が京都府の西賀茂に建立したことが始まりです。
昭良はのちに出家し、法名が恵観となりました。
恵観自身がこの建造物を設計し、皇族の茶屋として使用されてきました。
昭和34年(1959)に鎌倉市浄明寺に移築し、枯山水なども当時と同じように配置されました。
そして、昭和39年(1964)に国の重要文化財に指定されました。

入園料500円ですが、「神奈川県民デー 12月13日(日)」には無料になりました(他県市町村の方は有料)。