D90が観た画像  d90-21015

神奈川県小田原市城山1丁目4
撮影日 :  2021−1−5
北條早雲『火牛の計』
この銅像があるのは、小田原駅西口のロータリー。 北条早雲の「火牛の計」と言い、高さ5.7メートル、重さ7000キログラムの日本最大級の銅像だ。
当時、小田原城は、相模守護扇谷上杉氏に従う大森藤頼の居城であり、早雲は常日頃から藤頼に対して贈り物を贈るなどして友好的な関係を結んでいたという。
そして、あるとき、伊豆と相模の国境付近で鹿狩りをしていた早雲が、「鹿狩りをしていたら、鹿が小田原城の裏山に逃げ込んでしまいました。  どうか鹿を追い立てるための勢子(せこ)を入れさせて下さい」と申し入れると、藤頼はこれを許可したのである。
こうして、小田原城の裏山に入ることを認められた早雲は、ただちに数百の家臣を勢子に変装させると、1000頭の牛を追い立て、小田原城の裏山に登らせた。そして、夜になると牛の角に松明をつけ、城内に突入させたのである。
北條早雲公(伊勢新九郎長氏のち宗瑞、早雲庵。 法名・早雲寺殿天岳瑞公)は、戦国時代に相模、武蔵、上総、 下総、安房、常陸、上野、下野の関八州のほか、伊豆、駿河に勢威を及ぼした小田原北條氏五代の祖である。

銅像は、牛の角に松明をくくりつけ、小田原城に夜襲を掛けた馬上の北條早雲を描いたものである。