D90が観た画像  d90-21059

新潟県村上市 大浜人形(土人形)
撮影日 :  2021−3−17〜19
大浜人形(土人形)
庶民には手の出ない人形である「お雛様」は、江戸時代に流行り始めたものだ。
それ以前から土が原料であることから、土人形が各地で作られ、その産地は日本全国で3000地方と言われていた。
だが、後継者不足や需要者の衰退から、土人形の産地は減少の一途である。
今や、熱烈な愛好家によって、大浜人形は家宝のような存在となった。

大浜人形は地名を取って、「村上土人形」とも言われている。
江戸時代文政年間(1818〜1830)、三河国(愛知県)の瓦産地大浜から越後国(新潟県)村上藩領に移住した瓦工の源七が、同地に窯を築き御用瓦を焼いた。
つづいて甥の善四郎がこの地に来て叔父の跡を継ぎ、生国をちなんで大浜姓を名乗り素焼き物などを焼くかたわら、土人形を作ったのが創始者といわれている。

今回、25ヶ所ほどの店舗を見て回ったが、大浜人形を展示しているのは、1/4ほどの店舗でした。
中でも、志ばたやさんでは、大浜人形の他に、草履やバックにヤマブドウのつるを使った商品やシナの木から繊維を取った伝統的工芸品に興味がわいた。

本文中に、店舗番号が記されてます、それらを『町屋の人形さま巡り』と見比べてください。  ⇒ クリック