D90が観た画像  d90-21063

新潟県村上市塩町13-34
撮影日 :  2021−3−19
鮭の子供が育ち、海へ出て、帰ってくる三面川
鮭が帰ってくる三面河畔に、7.8haの広さを誇るサーモンパーク(鮭公園)が整備され、園内には美しい川や池、芝生広場などが設けられている。
「イヨボヤ会館」は日本最初の鮭の博物館で、昔からの漁法をはじめ、村上の鮭のすべてがわかりやすく展示され、鮭文化の奥深さを知ることができる。
江戸時代に、三面川の分流「種川」を造り、本館から100メートルの地下道を作りガラス越しに見学できる「三面川鮭観察自然館」では、晩秋から冬にかけて、鮭が溯上する様子を見ることもできる仕掛けになっているそうだ。
今の時期は、鮭の稚魚が大きな水槽で群れをなして泳いでいた。
一方、JR村上駅では、「塩引き鮭」が吊るされ、小さな水槽に40匹ほどの稚魚が展示されている。
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三面川(みおもてがわ)の鮭の歴史は古く、記録に現れるのは平安時代になります。 鮭は税として国に納入されており、朝廷は『土地の役人といえども勝手に鮭を捕っ てはならない』と通達しています。 当時、朝廷が気にかけるほど、三面川ではたくさんの鮭が捕れていた事をうかがい知る 事ができます。
そして江戸時代になると村上藩は『鮭の子を捕ってはならない。もし捕る者を見つけて 届け出れば褒美を出す』とおふれを出して います。
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「イヨボヤ」とは、村上地域の方言でサケ(鮭)のこと。
三面川は、村上藩士・青砥武平治が鮭の自然ふ化増殖に世界で初めて成功した地として、全国初の「鮭の博物館」を作り、鮭の卵から孵化させ、秋には「鮭の溯上」までを見学できる。