D90が観た画像  d90-21104

神奈川県開成町吉田島
撮影日 :  2021−6−9
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開成町の「あじさいの歴史」は、昭和52年6月にあじさいが町の花として制定された。  昭和53年から実施された「圃場整備」により、水田・畑・農道や用排水路が整備され、農作業には非常に便利になったが、施工前の自然の景観が失われた。
そこで、今までのあじさいの名所にはない田園とあじさいの風景を作ろうと昭和58年から水田地帯の農道・水路沿いに約5000株のあじさいを植栽した。 植栽対象面積は17ヘクタール、植栽延長は10.6キロメートルに及ぶ。
こうして、田植え直後の緑一色に染まった田園とあじさいの花が虹色に咲き誇るあじさいの里が開成町に誕生した。

あじさいの株が大きくなった昭和63年、あじさいを見に訪れる人が予想外に多い事から、あじさいの里を会場にした第一回開成あじさいまつりを開催し今に至ったのである。
そして、将来的に農業従事者と地域住民のふれあいの場となるよう、この地域一体を「あじさい農道」と名付けた。
なお、「あじさいまつり」の開催に伴って町外にPRする必要が出てきたことから、面的な広がりを表現するために平成3年度から「あじさいの里(あじさい農道)」と呼ぶようになっていった。

しかし、昨年、そして今年と2年続けてコロナ禍で開成町のあじさいまつりは、中止となったが・・・・
とりあえず、行政からは「あじさい鑑賞」は自粛をお願い・・・と、あるが、観光客はイベントのない、食べ物もない、ただ、農道に咲くあじさいの花を見ながら、とに角、お金のかからない広い田園地帯を歩くのであった。

私は14時25分に現地に入り、17時24分太陽が西に傾くまでいたので、下の写真は、「西日による逆光」のために、背景の幾重にも重なる山がガスがかかったように、遠近法の効果が出ている。