最近、目にする「公園内の茶室」。 確かに、公園といえば、芝生があって、ベンチがあって、軽喫茶が取れて。
だが、私も年をとり、靴を脱ぎ、座敷で脚を投げ出したい時もある。 雨の時は「一時の雨宿り」でなおさらの事。 そのような時には公園内にくつろげれる休憩所が欲しいものだ。県立秦野戸川公園には、京都西翁院の「淀看席(よどみせき)」を参考にし、伝統を生かした構造・仕上げに加えて、根曲がり竹の下地窓や割肌の天井、割竹の袖壁などを模した、茶室『おおすみ山居』を併設した休憩所があり、抹茶のサービスがあった。
モミジの季節ともなれば、休憩所の中や庭の紅葉を楽しむ人で、にぎやかになるだろうが、今は、コロナ禍とシーズンオフで静かなところだった。 |