D90が観た画像  d90-21110

神奈川県鎌倉市浄明寺5−1−10
撮影日 :  2021−6−24
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この山荘は、後陽成天皇の第九皇子であり、摂政・関白を二度務めた一条恵観(兼遐・昭良)によって営まれ、およそ370年前、時代は江戸時代初期、正保三年(1646)にこの山荘で茶会が催されたという記録が残っている。

昭和34年、鎌倉の地に移築、庭石や枯山水も建物と共に移され当時と同じように配置されており、その後、昭和39年には国の重要文化財に指定された。
今、庭では、例年より3週間ほど早く桔梗の開花が始まり、桔梗は秋の七草の一つで、可憐な紫と白色の花はいかにも優しげで、蕾もとても可愛らしく、ぷっくら膨らんだ姿が紙風船のようでした。
昨年の晩秋(一条恵観山荘の紅葉を撮影)していますが、「紫陽花の花と花手水」が田舎家風な建物とマッチした夏景色を堪能した一日であった。
昨年は「かふぇ楊梅亭(やまももてい)」には、入れなかったが、今年はコロナ禍で入場者が少なく、待ち時間がなく、都会の喧騒を離れて、鎌倉の岩山と滑川の原風景を臨みながら珈琲をオーダーした。