D90が観た画像  d90-21154

新潟県村上市 三面川
撮影日 :  2021−11−14
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外洋での長旅(4年間)を終えた鮭は、産卵のために故郷の河川を遡上します。
遡上を終えた鮭は、雄、雌つがいとなり、川底に産卵床をつくります。  そして繁殖という役目を終えた鮭は力尽きてしまいます。

三面川における鮭の増殖事業は古くから行われ、250年前に青砥武平治という先駆者によって、世界で初めて鮭の回帰性が発見され、鮭の天然産卵を保護する種川制度が取入られ効果を挙げている。
種川近くのイヨボヤ会館には、種川を水中から見られる観察護岸があり、自然の姿で泳ぐ鮭を間近に観察することができるのでおすすめです。

三面川の川幅いっぱいに設置されたウライ(一括採捕)は約190メートル。
これにより産卵のため遡上してくる鮭の行く手を阻み、川岸の左右に設置した「おとし柵」に鮭が集まる仕組みになっています。
最盛期には一度に500匹入ることもあるという。
今年は、今のところ不漁だと言われており、「おとし柵」を活用する漁は行われておらず、もっぱら「てんから漁」で鮭を取っている姿が見られた。
私たちが到着して、13分ほどで釣り上げられたのは幸運でした。

もう1つ鮭を取る方法が、居繰網漁(いぐりあみりょう)というもの。  三面川の一括採捕施設から300〜400メートルの下流で、1日2回(午前と午後)
に船を出している伝統の漁法。  居繰り網漁は新型ウイルス感染防止のため、昨年に続き中止となった。

ふ化場の敷地内にある鮭直売所もオープンし、連日多くの方が捕れたばかりの新鮮な生鮭を求めて訪れています。
鮭直売所は例年12月上旬までの期間限定での営業。

そこで、観光施設として作られた「種川近くのイヨボヤ会館」で、居繰網漁で捕獲した鮭(2〜30匹)が水槽で泳いでいるのを見学、その後、種川を水槽越しに見た。 4〜5匹なので、たまに窓のそばにやってくる。
仕掛けはどうなっているのか・・・外に出て、種川を上から見てみたら、長さ30メートルほど、上流と下流に柵が有りその中で見物用の鮭が泳いでいた。
鮭の死骸も3匹あった。