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東京都目黒区目黒 ホテル雅叙園 「百段階段」
撮影日 :  2021−11−22
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2021年10月2日(土)から11月23日(火・祝)までの期間限定で、秋の文化財見学「五感で体感する 文化財で四季のお花見」を、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて開催中でしたので、文化財に設えた四季の花々や展示作品の見どころの一部をレポートする。
レポートに先立って、現代的な建物の玄関左には、「百段階段」への登り口となるエレベーターの装飾品は「貝を削り取った螺鈿細工」で見事なものだった。

芸術家たちによる秋の草花「漁樵の間」の床柱”紅葉”、「静水の間」の日本画”花籠”、「頂上の間」の組子細工”リンドウ”。
今回の企画展では、百段階段の「花」をテーマに7つの部屋に描かれた四季の花々を紹介する。
春夏秋冬で多彩な表情をみせる花は、季節を象徴するモチーフとして人々に愛され続け、文学や詩歌、そして絵画においても描き継がれている。
百段階段には、昭和初期を代表する芸術家たちにより、50種類を超える草花が描かれ、これからの季節の愉しみのひとつ、菊やリンドウ、紅葉狩りをはじめ、春の桜、夏の朝顔、寒椿など、移り変わる季節を旅するかのような気分に浸れる。
また、文化財の設えのみならず、江戸〜昭和初期の艶やかな着物や装身具など、花をモチーフにした展示作品や、照明変化に合わせ花びらが開花する高さ2.1メートルの薔薇のインスタレーション・アート、嗅覚や味覚を刺激する花のお茶・お菓子を愉しみ、いただける「花菓寮」など、“五感で体感”できるスポットも用意されていた。