D90が観た画像  d90-22031

宮城県角田市角田町17 角田市郷土資料館
撮影日 :  2022−3−8
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角田市郷土資料館では、おひなさまの時期に企画展(2/12〜3/13)が開かれている。

伊達政宗公の次女である牟宇姫(むうひめ)が12歳で伊達家一門筆頭の角田領主・石川宗敬公(角田石川家3代)に嫁いだ際、嫁入り道具として持参したとされる雛人形で、高さ45センチ・幅66センチ(女雛の着物の裾幅)もある特注の男雛と女雛には、金糸が贅沢に使われたそろいの雲龍紋の着物が誂えられている。
また金と黒、そして紅花染めの朱から成る豪華な配色からは、牟宇姫に対する政宗公の情愛が感じられる。

牟宇姫は当時42歳の伊達政宗公と側室の尾山の方の間に生まれた。
政宗公にとって長女の五郎八姫(いろはひめ)から実に14年ぶりの女の子だったため政宗公は牟宇姫をことのほか可愛がり、江戸時代の石川家の記録によると、牟宇姫へ計328通もの手紙を直筆で宛てていたとされる。