D90が観た画像  d90-22032

宮城県角田市角田町17 角田市郷土資料館
撮影日 :  2022−3−8
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角田市郷土資料館は、明治初年の郷土の旧大地主初代の時と大正期の2代目氏家丈吉(うじいえじょうきち)氏が増築した邸宅を昭和60年6月に角田市が譲り受け、郷土資料館として整備したもので、角田市指定文化財であり、当時の生活や建築様式に触れることができる。
また、歴史民俗資料、考古資料などの常設展示のほか、企画展や季節に合わせた催し物もおこなっている。

邸宅見学のポイントは以下の3点。
一つは重厚な明治期の建物。
その特色をよく示しているのは店蔵一階と二階にあるケヤキの大梁(はり)である。・・・下の写真の一枚目

二つは「大正ロマン」香る大正期の建物。ステンドグラスや大理石を使ったお風呂場がそれを如実に示す。
また、大正時代の建築様式でよく使われるのが庇を支える丸桁の一本杉を使用している。・・・二枚目の写真
この他にも陶器のトイレ、電灯傘の装飾、鳳凰の欄間など見どころが一杯ある。

三つは、江戸時代の角田のお城の遺構。
薬医門(やくいもん)形式の表門、庭の灯篭や巨石などを見る事が出来る。
また、敷地内の土蔵の中には、縄文時代から奈良時代までの考古資料や江戸時代角田を治めていた石川公の関係資料が展示されている。

3月の桃の節句にあわせ、伊達家ゆかりの「ひな人形」などを展示した企画展が開かれている他に、江戸時代から令和までのひな人形16組を展示した企画展が開かれている。