D90が観た画像  d90-22034

宮城県伊具郡丸森町字町西25
撮影日 :  2022−3−8
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「齋理屋敷」は江戸時代後期より七代続いた豪商ですが、昭和25年以降は、当主とその家族は仙台に移り住みました。
昭和61年(1986)七代目の当主より土地と家屋がすべて丸森町に寄贈された。
日本の近代の歩みを物語るような品々を生かすため、一年以上の歳月をかけた調査を経て、昭和63年に蔵の郷土館「齋理屋敷」として開館しました。

このところ丸森町は2019年には台風19号による水害被害、2021年2月13日の地震による蔵の漆喰が剥がれ落ちる被害があって、現在も4つの蔵で外壁工事の作業中であった。 そして今回の2022年3月16日の地震では、3月末まで休業のお知らせである。  これでは「齋理の雛まつり」(3月27日まで)は終わりか。

10個の蔵の概要を示すと、
@ 店蔵(みせぐら) 嘉永元年(1848)に造られ呉服太物(木綿)の販売し、2階を商品の収納に使用していた。
A 嫁の蔵(よめごのくら) 明治36年建築。 かつて「宝蔵」と呼ばれ使用人は入ることを許されなかった。
B 業の蔵(なりわいのくら) 明治初期の建築。 太物やご祝儀用の組膳が収納されていた。
C 住の蔵(すまいのくら) 明治初期の建築。 二階には使用人が寝泊りをしていた。
D 童の蔵(わらべのくら) 大正時代に建築。 子供のおもちゃなどを展示いた。
E 納の蔵(おさめのくら) 文化財の収蔵と調査の為非公開。 
F 守の蔵(まもりのくら) 文化財の収蔵と調査の為非公開。
G 支の蔵(ささえのくら) 文化財の収蔵と調査の為非公開。
H 時の蔵(ときのくら) 明治中期の建築。 「質蔵」「宝蔵」と呼ばれ、骨董品などが収められていた。
I 習の蔵(ならいのくら) 体験講座の際に使用する。