弥治郎こけし村を見学するには、1日4便の定期バスを利用するしか無い。
白石駅前から約30分で山深く入っていくのだ。 バスの終点から真っ白に雪を被った蔵王が見えた。歴史的に調べてみると、山林を開墾することによって江戸時代の初期に成立した集落で、春先から秋までは田畑を耕し、晩秋から春までは山の木を切り出してこけしづくりに励むという半農半工の生活がゆったりした時間のなかで続けられていました。
終点から2つ手前には、小さな谷あいに開けた「鎌先温泉」は600年以上も昔、里人によって発見された温泉であり、弥治郎の木地師たちは鎌先温泉の湯治客の需要に合わせ、こけしや木地玩具づくりに励みました。
現在は「弥治郎こけし村」として、立派な展示場を設け、鑑賞や販売や体験コーナーが出来るほか、外には5つの工房がありました。 |