D90が観た画像  d90-22040

宮城県白石市城北町4−18
撮影日 :  2022−3−11
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今回の「せんなん・ひなの郷」(宮城県南部)の旅は、終わりとなって無事に帰郷したのだが、その5日後、福島県北部を震源地とした震度6の大地震には、神奈川県もけっこう長い揺れを感じた。
その後の現地情報では、東北新幹線は脱線事故で止まったまま。
おひなさまには災害が出なかったようで何より、また、来年もイベントが開かれそうだ。
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白石人形の蔵は明治時代の築100年以上経過した蔵を改造した個人の博物館です。
訪れた時、佐藤先生の奥様と息子さんがいました。
この博物館には、宮城県大鷹沢中学校の故・佐藤好一郎先生が長年蒐集したもの物が展示してありました。
奥様の話では、教員時代から物を集めるのが趣味で定年退職してからも、蒐集は続いたそうです。
ある時は新作や新刊が出ると、同じ物をいくつも購入し、ダンボールをいっぱいにして帰ってきたそうです。

人形の数2,000点、明治時代から昭和初期にかけてのおもちゃ、農具、雑貨、戦争関連の遺物が10,000点。
2002年に念願の蔵を借りて、個人の博物館を開いたそうです。
そして、2009年5月11日に他界するまでの年月は、充実した人生を送ったとのことでした。

さて、ここを訪れた私の目的は、「古いおひなさまに出会うこと」。
まず、最初に別館(年数回の企画展・・・今は雛祭り)は明治時代の米問屋の倉庫を改造しており、天上が高くて驚きます。
とりあえず、ガラス戸の中には時代別に、元の持ち主が分かるものには添え書きがあるが、土人形などは色の剥げたものなどが多かった。
別館の2階に上がると、市松人形の多いこと。 奥様は現在も古着の商いをしているために、人形の着物はすべてが新しい。

そして、次に訪れたのは「本館」、奥の部屋には古着の着物が沢山掛かっている。   ここが、作業場らしい。
声を掛けて、「本館2階」を見せてもらう、明治から昭和にかけての戦争に関する展示物。
軍服や千人針、寄せ書き、出版物、写真などが並んでいる。  これらの物は近所に蔵を取り壊すところがあると佐藤先生が出向いて行き、譲ってもらったり、寄贈されたりしたものだとか。
最後は「本館1階」も是非見て欲しいと言われたが、帰りの新幹線の都合でゆっくり出来なかったが、とりあえず写真だけは撮って来ました。
マンガ、おもちゃ、生活雑貨、レコード・・・・と昭和初期のレトロなコレクションが並んでいます。

「本館の1階、2階」とも、今となっては入手困難な品物や戦争の遺品など、所蔵品は2万点を超えるとか、一度、時間をかけてゆっくり見てみる事を薦めます。   きっと、感動することは請け合いである。