| 3月の栞 『富士山周辺雪景色』 |
雪不足で2月中の冬花火が、ことごとく中止になったかと思ったら、2月下旬からは、コロナウイルスのため3月から4月にかけての桜と花火の共演も中止の発表が相次いでいる。中国武漢からのチャーター便での帰国後の対処、ダイヤモンドプリンセス号の隔離方法とその後の開放の仕方、そして学校の一斉休校、スポーツジムやイベントの自粛要請etc。次に出されるのは非常事態宣言なのだろう?もし出されたとすれば、オリンピックとの抱き合わせになりかねない。出す以上、安倍首相も覚悟を決めてのことでなければ、いい加減我々も協力要請に対しての我慢にも限界がある。
安倍総理から、中学生の期末テストが始まる直前に小中高校の一斉休校が突如発表された。その数日前辺りに、北海道道の若い知事が道内に非常事態宣言を出して脚光を浴びたが、まさかそれに触発されて唐突に発表したとは考えたくはない。しかし、やはりどう考えても全国一律と、「要請」という言葉は引っかかる。各都道府県には首長もいれば、教育委員会もある。過密の首都圏や大阪、名古屋などの大都市は一理あるが、過疎化の進んだ地方の中には空き教室が全くないわけではない。地方の特色を生かして、各学校の先生方の知恵を出し合って柔軟な対応を求めるのでは、緩すぎぎるのだろうか?通常の時間割を度外視してでも、時差登校したり体育中心で例えば、ドッジボールやキックベースボールなら人数制限をかければ可能だろうし、美術なら各自散らばって風景をスケッチする授業だって可能だろう。パソコン授業も間隔を開けた席ならやって出来ないことはない。要するに教職員のアイディアを全く活用する気がない点は非常にもったいないと感じた。そのしわ寄せは、とりわけ母親に来る。その結果パートであれ正規社員であれ、政府がお金を補填するとか?ちょっと違うのではないかと思った。実際、学童保育は良くて、幼児も預かる。その線引きがはっきりしない。学童に預けている家庭はより勤務先を休みにくいからだろうか?全然つじつまが合わない。一斉休校になってから、日中の近所の公園は人口密度が決して低いとは言えない。自分たちが子供のころ近くの空き地で目にした光景がダブる。それにしても一斉休校宣言してから数週間経つが、公園内で感染が広がったというニュースを自分は聞いていない。相変わらず増えているのは、あちこち国内外を動き回っている大人たちだ。とても休校したから子供がコロナに感染しなかったとは言えない。担任が目を光らせ、体温測定や一人一人の表情さえ見れば毎日のように会っている児童生徒の異常に気づく確率は高い。保健の先生もいるし校医もいて、きちんと連絡ラインは取れている。おそらく今後各自治体あるいは地方ごとに、学校再開の動きが増えていくのではないかと思う。
安倍首相「鶴の一声」で3月の予定が根底からひっくり返った。丁度期末テストが始まる直前だったので、生徒たちも自分も気合が入っていた時、気持ちの大部分が音を立てて崩れた。良く言われる「心が折れた」という表現に近いかもしれない。一時期、生徒達は諸手を上げて喜んだが、1週間も家にいると、さすがに退屈し始める。友達同士「ヒマ」しているので、お互いの家に行ったり、対戦型ゲームで遊んだり。急遽、学童保育の世話になることにした小学生もいた。それにしても一国の首相が「要請」といっただけでほとんどの私立(公立は仕方ないとしても)さえも、日にちのずれはあるにしても期末テストの中止を発表した。やはり「強制や命令」でなくても、みんな従ってしまうんだというのが日本の凄いところであり、恐いところでもある(一部の超有名進学校は数日間学校を休まなかったらしいが・・・)。勿論、いくら安倍さんがフリーランスへの貸付融資だとか休業補償とかおっしゃってはいるが、自分のような個人経営では、もともとそんな対象にもなるはずもないし、元より当てにもしていない。国がいくら手当のことを言ったところで、経済が破綻しかけている状況では焼け石に水に近い。国の借金が膨らむだけ。どうせ膨らむのなら、チミチミした経済対策ではなく、マインドを刺激しなくては人は気持ちを前向きにはできない。前向きな気持ちにならなければ性格や経済の立て直しも無理。一番効果のありそうなのは消費税ゼロパーセントだが。
今回、もし人類が激減したり、世の中が立ち行かなくなったとすれば、国同士の戦争でもないし、地震や津波、台風などの自然災害ではなく、「ウイルス」がそうさせるのだと恐怖を感じてしまった。人の力でコントロールできる上を行っていし、目途が立つものではない。お金を出せば復興するものでもない。ある意味、人類が便利すぎる世の中、グローバル化と称して国と国との垣根を低くしたことへの天からの警鐘かも知れない(勿論その流れに逆らうことは難しいことだが)。それにしても、ダイヤモンド・プリンセス号の寄港ではケチが付いたが、日本のコロナウイルスでの死者の少なさは我が国の医療技術が高いことの証明には成っていると思う(致死率の低さではドイツが群を抜いてはいるが、日本で言うかかりつけ医が、ドイツでは全員にいることが大きな違い)。
一斉休校のおったしがあった結果、期末が終われば少し、いや可成り休みが有り「ゆっくりできるぞ!」と思いきや、毎日人数制限をかけて、一対一の授業が続くことになった。やる気のある生徒は次学年の予習をリクエストし、兄弟のいる生徒はその妹まで参加。若干小学二年生、未だかつてそんな小さな児童は教えたことがない。いい経験をさせてもらっている。
14日土曜日、3月にしては相当寒い気温が5度に達するか否かの冷たい雨の日。15時頃、めったに雪が降らない湘南の海沿いでも、みぞれ。ひょっとすると箱根辺りは?中学2年生を教えながら、富士山周辺が雪化粧したら、出かけるかな…という気持ちが強くなってきた。夜の来客を22時に送ったころには雨は上がっていた。定点カメラで、山中湖をチェックすると、木々に雪がくっついている映像が映し出されていた。撮影準備をして2時間仮眠ご出発。不思議なことに箱根の山間部には全くと言っていいほど雪が残っていなかった。御殿場から籠坂峠までも辛うじて道路脇に申し訳なさそうに雪が残っているだけ。しかし、峠を下ってからは木々が雪をまとい、ナトリューム灯に照らされて綺麗だった。山中湖畔に着くと雪は10センチは優に積もっていて、来た甲斐があった。道路は零下5度近かったので凍結していたが、今回、エクストレイルから乗り換えたアウトランダーPHEVの雪上走行を経験するには初チャンスだった。何せ、予定していた新潟県の雪上フェスティバルがことごとく中止になり、14日に唯一残っていた長野県白馬村のイベントも、一週間ほど前に中止となってしまい、雪道体験をしないまま、この日まで来ていた。この車、今現在、日本で唯一のSUV(多目的乗用車)のPHEV(プラグインハイブリッド)車(今夏にはトヨタRAV4にもPHVが出るらしい)。四輪コンピューターによるモータ制御なので、ドライ路面でも、そのハンドルの切れが全く違う。切った方向にパワーが集中するのでアンダーステアを出すのは素人にはなかなか難しい。昨年11月、シャーベット状の長野県の国道152号「杖突峠」付近で、やたらに遅い?松本ナンバーのトヨタ「〇リアー」を少し乱暴に加速して抜いた時も、ドライ路面と変わらない感じで走行してくれた。この車の制御が凄いのは、タイヤの減りが、2トン近くもあるのに少ないこと、そして今回初めて体験したのは、山中湖湖畔の雪上でハンドルを一杯に切って車を前進させても、前輪が切った方向とは別な方向、すなわち多少前方へズルズル滑り気味に行くことがなかったことだ。直進方向のベクトルが制御されていることが感じられた次第。台数は出ていないけれど、みんなが乗っている車には乗りたくない自分にとっては、最高の一台だと言える。
撮影場所はいつものマンネリ化が激しい場所故、省略いたします。 |
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