| 5月の栞 『外出自粛下のダイヤモンの富士』
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「不要不急の外出は控えてください!」「県外を跨いでの移動は自粛!」挙句の果ては「今は神奈川県に来ないで」の電光掲示板。命令口調か!?人にものを頼むときは、「下さい」をつけるのが普通ではないのか?箱根を通るたびに静岡方面の電光板にそう書いてあるのも笑える。向きが反対だろうに。そういえば黒岩知事の緊急メールには飛び起きた。確か、まだ10時だったし休みの日だった記憶がある。しかも名前だけ黒岩知事だったが、本人の声ではなく女性だった(緊急事態が出されているときは、このメールが使えるなんて後で知った)。つまり、どこかの国の偉い人と一緒で、原稿の読み上げ。口調も上から目線。決して相手にいい印象を与える方法でも内容でもなかった。もっと言えば「おりこうさん」にしているのに叱られた子供のようで、半日気分が悪かった。
中三の生徒が、忘れ物をしたので車に乗せて取りに行った時、交差点では市の方だろうか?ナンバーチェックまでしている。確かに湘南海岸は、発令後も渋滞していたとかでニュースにはなったが、それを調べて何か対策は立てたのか?せいぜい公営の駐車場を閉鎖するくらいしかできない。そんなの最初から調べずにやればいい。海沿いを散歩していると、地元のサーファーはそれなりにいた。釣りをしている人も多少は目についた。しかし、彼らは自転車や徒歩で来るので、たとえ県営の駐車場が閉まっていても何ら関係はない。もちろん密でもない。ちょっと問題だったのは、江の島かな?橋を渡ってからはお店が並ぶ狭い通路だから、それなりの密度。若い人が殆ど。お手手つないで二倍の感染者数を創出。
5月14日に北海道・首都圏・大阪周辺を除き39県が解除された後は、あたかも神奈川も解除されたがごとく海沿いの道路は全く元の状態に戻った感じ。一部解除前は車の量が圧倒的に少なかったので、バイクとスポーツタイプの車がやたら早いスピードで134号線をカッ飛んでいた。首都高速も早い段階でルーレット族がスピードを競っていたし、パーキングも占拠。そのあとすぐに閉鎖になってしまった。自分も、もう少し若ければJZA80で参加したかったが・・・。もう怖さの方が先に立つ。やっぱ年か?
17日(日)の夕方近く、茅ケ崎海岸サザンビーチ辺りでさえ、上下線ともノロノロ運転、鎌倉方面が渋滞しているのは火を見るより明らか。信号で止まるごとに横断歩道はこれから海辺を散歩する人、気分すっきりで帰る人との交差が激しかった。平塚花水橋の交差点を通過するときには信号待ちの歩道上で「チュー」までしていた。目の前にホテルもあるからもう少し我慢しろって!最も部屋の中より外の方がコロナにかからないとでも?完全な「濃厚接触者」なんですけれど・・・。ついでに言っちゃうと、女子高生の婦人科通いも増えているとか(ご想像にお任せいたします)?もちろん家庭内暴力も増加。
「外出自粛」という言葉がちょっと違う方向に行ってしまっている感じ。そもそもは「三つの密」を避けることが根底にあるのに、「三密」より「外出自粛」のほうが流行ってしまって、よく使われている感じ。短絡的に外出が悪いみたいになっている傾向が・・・。近所のOKストアー(普段でも土・日なんかすごく混雑しているスーパー)なんか、レジに並ぶのに間隔をあけて並ぶものだから、今度は商品を買う人の邪魔になり、レジで精算をしようとする人と品物を棚から買い求める人との距離がかえって問題。近くの公園も普段の2〜3倍の混雑で、これでよくコロナに感染しないなと思うくらい。もっとも本当はこういう状況下では感染しないのかともいえる。
一斉休校にしたって、一斉休校にしたから発生数が抑えられたのか?休校にしなくても感染者は増えなかったのか?誰にもわからないと言えば間違ってはいないが、何の工夫もしなかった点では悔やまれる。ようやく今になって始まった、各学校のオンライン授業(私立の中学や高校では既に数年前から@Padを使って宿題が送られてきているが)や分散登校、間隔をあけての授業、こんなものは一斉休校の号令を突然出さなくたって、1週間〜10日程度の準備期間を置いて指針として出せば可能だった訳(自分も3月の初旬には似たような方法を例として挙げさせてもらった。3月の相棒の栞「富士山冬景色」にて)。
俗にいう人口ピラミッドの模式図で(いま日本は「富士山型」ではなく「つぼ型」だが)若年層(底辺部分)の梯子を一気に外したものだから、梯子が一気に地面に倒れた。建物が横倒しになった状態だから、もう誰にも起こせない。働きに出ているお母様方の仕事場に大きな影響を及ぼし、人出が確保できずに事業継続が難しくなったところが出た。挙句の果てには、医療関係に従事している最も根幹ともいえる重要な仕事現場まで多大な影響を及ぼしてしまった(教え子の一人に病院関係者がいて、少しは聞きかじりはしています)。今回の自粛にしても、とどのつまりは「医療崩壊」を防ぐためのもの。この医療崩壊に加担したのが国を預かる偉い人の鶴の一声「全国一斉休校」であったとも言えなくもない。しかも、本来なら尊敬の目で見、感謝すべき彼ら医療従事者に対し誹謗中傷まで起きてしまった。絶対に、この一斉休校については検証をしてもらわなければ、この間の子供たちが置かれた状況に対して、大人は取り返しがつかない最悪な環境を与えたことになってしまう。
偉そうなことを言ってはいるが、自分は多少の外出自粛と県外への行動をやらかしている。もっとも、車に一人で乗り、飲食物持参、食べるのは車内、撮影は田んぼの畦道でカエルの声を聞きながらか、全く人が来ない寂しい山中。夜になるとかなり怖い。独り言以外誰ともしゃべらない、「三密」になりようがない。
4月29日(木)静岡県御殿場市大堰深沢城後付近
5月7日・13日・14日・17日同市新橋 |
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