| 8月の栞 『古河総合公園・古代ハスと中山盆地・古代米 』
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古代蓮と言えば大賀ハス、古代米にはご存知の通り色々な色(種類)がある。古代の大賀ハスを古河総合公園へ、古代米の田んぼアートを群馬県吾妻郡高山村へ見に行ってきました。
もとより、8月初めは長岡花火に始まって有名処が目白押しなのだが、今年は気の抜けた炭酸水の様な張り合いの無い夏を送っている。気持ちが乗らないので腰が重く、出かける気分が余りしない。近藤師匠のように、普段から幅広いジャンルの撮影を手がけていれば、苦しまないのだが、8月は自分にとって花火以外は全く撮影して来なかったので、ネットで情報を得るのにも一苦労。折角探し当てても、今年は公園での開催中止の文字がトップページの頭を独占していることが多い。
<古河総合公園>
案内によると、大賀ハスの最盛期は7月中旬から下旬。既にあまり期待できないことは覚悟。紫陽花から始まってひまわり、ハスなど花を辿っていってもイベント中止が軒並み。やっとのことで入場フリーの古河総合公園を探したと言ったところ。朝の7時到着だから、時間は問題無かったが、案の定、花はほとんどなく、シャワーっヘッドばかりが目立つ。ハス田に溢れんばかりの大賀ハス。ボリュームは言うまでもなく一メートルを遥かに超える背丈と里芋の葉よりでかいそれが生い茂り、圧倒された。寺社の池に咲く雰囲気ある蓮とは全く異なり、野性的乱雑さ満点。花は20くらいしか咲いておらず、全体の2?3パーセント程度、大きな葉の影に隠れていたりして、花を探すのが大変。早々の撤収となった。
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帰りがけ、入口付近で10台ほどの三脚に出会う。「もしかしてハスの花の撮影ポイント?」と、一瞬色めき立ったが、レンズの向けられた先にはこれといった被写体はなし。簡易イスに座って静かにしていた。コロナの影響で無言なのかとも思ったが、自分の28?300を見てご親切に場所を開けようとしたカメラマンがいた。「何を撮っているんですか?」と尋ねると、カワセミだと言う。うなづくと同時にいつ飛んで来るかもわからないし、来ないかもしれない被写体を追いかけてはいられないので、この場を後にした。確かに全員が望遠レンズだったし、バズーカ砲も二台あった。F値の明るい400ミリや500ミリがどれだけの価格化は十分知っているつもりだが、それを理由に本格的な鳥の撮影はしないことにしている。
<田んぼアート道の駅中山盆地>
東北道から北関東自動車道経由で関越道に入る。渋川伊香保IC から30分程草津方面に走る。道幅は広いわけではないが、一応対向車とのすれ違いは問題ない。たまにカーブのきつい場所もあったりして、逆に運転に集中出来るので眠くならないですむ。
「道の駅・中山盆地」には、温泉、キャンプ場、遊具などがあり、結構賑わっていた。田んぼアートは毎年古代米を使って色々な絵を描いているので、記憶にはあったものの、例年なら近くの花火大会にでも出かけない限り単独で立ち寄ることなどあり得ない。
今年はコロナ禍、田んぼアートも豊作祈願、疫病退散ということから「アマビエ」が描かれている。ネットでも見たが、「百聞は一見にしかず」ということで行ってみた。駐車場には、カメラスタンドも置いてあり、撮影ポイントがすぐわかるよっになっていた。確かに4色程の古代米を使って上手に描かれていた。もっと混んでいるかと思ったが、それほどでもなく、順番待ちなど全くなかった。これなら田んぼのすぐ近くまで行ってみても撮影の邪魔にはならないだろうと思い、図々しく畦道を歩いた。勿論、この手のモザイクは、近くで見るより遠くでみたほうが美しい。イルミネーションの一球一球のLEDを見るより、離れたほうが色も形もいいに決まっているのと同じ。しかし、古代米の一本一本をも間近で見てみたかった。それは電飾と違い、やはり近くで見るとこちらは生き物、黒い茎や葉は多少不気味な感じがしたものの、きれいな色の稲に心打たれるものがあった。
苦しいときの神頼み、言い伝えの神様でも妖怪でもいいので、どうか新型コロナを払い除けて下さい。首相も首長も学者も研究者も次第に当てにしなくなって、結局ひとり一人が自衛する雰囲気が漂ってしまっている今日この頃、コロナ禍の生活に順応して行く事が自らを守る一番の方策なのかも知れない。楽しさや便利さの過度な追求、グローバル化された社会への警鐘も含めて、今後変革と淘汰がどんどん進むことになる。 |
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