| 1月の栞 『第34回大晦日新春花火』
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新年 あけまして おめでとうございます。 今年も近ちゃんギャラリー【相棒の栞】をよろしくお願い申し上げます。
今季最大級の寒波、新型コロナ感染者の天井知らずの急拡大、当然「不要不急の外出はお控え下さい!」の陳腐なメッセージ。かれこれ一年近く同じ言葉を繰り返すことになりそうだ。「不要不急」と言ったって、その行動形態とか、集まり方など細かく案内された具体例を記した指針を媒体を通して発表するか、パンフレットの形で郵送するかマスクも郵送したのだから)、と言った試みは一度もない。飲食店の時間短縮をしたら、却って混雑したとか?笑い話にもならない。完全予約制にして人数制限している店まで時短では可愛そう!すべてが泥縄式で大雑把だ。長野から帰ってテレビ見ていたら、各地の初日の出の混みようを盛んに報道していた。そりゃあそうだ!「何処へも行くな!」と、31日に総理が言っていたから、「せめて初日の出でも・・・。」と思うのは解る。自分の願いのほか、コロナの早期終息の願いも込めて大勢出かけたに違いない。強い北風にコロナ・ウイルスも吹き飛んだことだろう?
大晦日に庭の掃除をしてから夕方出かけるつもりでいたのだが、出発が遅れた。本来なら31日は「車山スキー場ゲレンデ花火(21時から15分ほど)」に立ち寄ってから七久保花火へ行くのが通例なのだが、ここ数年「車山」にはご無沙汰してしまっている。17時半に出発し、あわよくば車山に間に合うかと思ったが、中央道「甲府昭和」から合流してきた白黒パトカーが山梨県境までブロック、時速80キロをキープ。そこから全車一斉スピードアップ。「諏訪南」でインターを降りた時点で車山まであと25キロ、時刻20時34分、到着予定時刻21時00分と表示されていた。一般道を時速60キロで走っても間に合わない計算。第一、時速60キロなんてありえない速度だ(瞬間的には出せても信号で止まれば平均40キロ以下になってしまう)。おまけに、長野県に入っても雪の「ゆ」の字もなかった中央高速だったが、一般道に入るや否や、ちらついてきた。無理はできない。潔く諦めることにした。高速に再び乗るのももったいないし、午前0時の七久保花火までは時間がたっぷり残っているので辰野町に出る山越えを選択。「豊田有賀」交差点から急坂を上る。このころから雪も本降りになり、峠を越えるまで道路にもうっすらと積もった。辰野からしばらくは止んでいた雪も、国道53号線を走っていると、前の車が盛んに白いものを巻き上げている。初め融雪剤ではないかと思ったのだが、どうも雪らしい。雪は降っているのにフロントガラスにペタッとくっつかない。風圧で後方に駆け上がって行く。湘南ではお目にかかれないパウダー・スノーに近かった。その雪は渦を巻いたり、海岸に打ち寄せる白波のようだったり、砂丘の砂模様にも似た流れを描く。これほどしっかり前車(路面)を凝視したのも珍しい(本当は雪のダンスに見とれていただけだが)。
10時50分(実は走行中、心の底では、この強風と雪では、花火自体が上がらないような気がして、気が気ではなかった。)とりあえず「七久保駅」に到着。駅舎横の空きスペースに車を停め時刻表を見る。すると去年まで23時台が3本?あったはずなのに、今年は23時14分が一本だけで最終電車になっていた。しかも、この日に限って5分ほど遅れていた。ここから撮影場所までは5分とかからないので、最終電車をカメラに収めてからにした。降りた人は一人もなし。電車にも数人しか乗っていなかった。ワンマンカーなので全部合わせても5人以下、すごく寂しい光景だった。電車を待つ間も北風はやたらと強く雪もやまない。大げさに言えば「プチ・吹雪」だ。去年は雪は降っていなかったが、気温がやたらと低く、なおかつ強風で指の感覚がマヒして、シャッターが思うように押せなかった。しかも、花火は形をかなり崩しての打ち上げだったことを記憶している。今年はもっとやばいかも?と思いながら撮影ポイントへ。
コロナの影響で今年は屋台や焚火は一切なし。毎年にぎわう芝宮神社近くの広場(会場)も今年はガラガラ。車もすぐ近く(同一敷地内)に駐車可。止められた車の後ろにカメラマンだけが20名近く、軍隊宜しく一列に三脚を並べて待機。聞こえてくるのは「どうですかねー」の声。最悪中止になってもおかしくない状態。4時間前の煙友会のツイートにも「だいぶ本格的な雪になってきました。これ以上強くなると花火が見えなくなってしまう。なんとか収まってほしい。」「雪が厳しいです。最初の信号を打って見えなければ中止します。とりあえずはプログラム通りギリギリまで進めます。」など、微妙なコメントが入っていた。風は左から右方向へ、強め。雪も降ってはいたが、なぜか気にならない。きっと乾いた雪がカメラやレンズをぬらさないために違いない。サラサラ雪は強風のおかげで機材から吹き飛ばされて行ったようだ。23時55分「花火はここから上がりますよー」の合図花火が揚がった。「七久保煙友会」さんには専属カメラマンがいて、この辺の配慮は他にはない流石の配慮だ。意外にも、合図花火は「見える方」だった。ちょっと予想以上によく見えるその視界の良さに驚いた。湿気が少なかったのか、風が強かったためかよくわからない。確かに多少は雪は弱まってはいた。
ご親切な「ここから上がりますよー」の合図花火を良い事に、上がる前から少し長めの露光をしていたら、上がった花火が医療従事者への感謝花火の青色花火。ダークブルーの背景に花火が溶けてしまった。この日は天候の悪さからカメラ一台で臨んだため、保険のサブカメラなし、トホホホ…。取り返しが付かない。今思うと縦位置と後半の三か所打ちを考えれば、天候云々ではなく、二台用意するのが必然だった。続く二発目はどうした訳か色がはっきり出ない。やはり視界が多少は悪いようだ(腕も)。微妙な色が出せないのは自分の設定とタイミングがまずいから。こういう風の強い日は長めに露光すると花火の形が崩れていくばかりだと思い、短めにしたからかもしれない。10号8発は、下手くそながらなんとかカメラに収めることはできたが、途中からの三か所打ちは、カメラの位置替えで時間を取っているうち(指が思うように動かず)、ズーム調整と思って回したダイヤルがピント調整のダイヤルだったようでピンボケ。数枚失敗した後、慌てて修正。固定のためのテープの一部がめくれていて、手袋にくっついたようだ。途中の三か所打ちはほとんど撮影できず。
アルプス煙火さんの「七久保花火」は、どの尺玉を撮ってもパステルカラーが冴えていて、きれいだ。たった15分だけれども、往復8時間〜9時間かけて出かけても見合う内容だ(伊勢原のA氏も来ていたようだがマスクとフードを被っていては誰だか全くわからない。帰路、湘南ナンバーのアルファードが自分の車を抜いて行き、52号線に入るため、高遠方面に右折したのだが???)。だからこそA氏も来たのだろう。自分的には七久保花火に関しては、満足いく撮影が出来ていないのが残念だが。来年は、コロナがどうなっているかわからないけれども、ここの打ち上げ方はコロナ禍での一つの方法であることは間違えなさそうだ。 |
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