| 2月の栞 『秩父鉄道荒川鉄橋・秩父ニューズパークの夜景』
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宝登山にはもっと時間をかけても良かったのだが、15時が近づいてきたので神社にも寄らず出発。宝登山は、期間限定で19時までライトアップを実施しているので、一日中ここで粘っても良かったのだが、ケーブルカーは一度麓まで下りれば、再度運賃を払わなければ上まで行かれない。ハイキングコースもあるが、一時間くらいはみておかないと機材を背負っての登りは厳しい。駐車場も時間制限はないもの、一旦出れば再び500円かかる。つまり、この山の上で6時間程度時間をつぶす以外方法がないのだ。かといってそれに見合う広さや、被写体があるわけではない。よって、梅のライトアップは捨てることにした。
この付近、ライン下りで有名な長瀞に近い。そして、秩父鉄道「上長瀞駅」から荒川を渡るSLは、撮り鉄でなくても一度はカメラに収めたい景色。宝登山から車で10分もかからない場所にあるので、狙わない手はない。問題は、初めての場所故、思いもかけない時間がかかることがあることだ。まずは車を停める場所。目的地近くのGSには500円で止めさせてもらえる場所があったが、できれば黙って停められる撮影地に近い空き地がいいに決まっている。鉄橋近くの細い道は民家が点在していることは、グーグルマップで調査済み。どこかの草むらでもいいから空き地になっているところなら車を突っ込む覚悟で、軽ワゴンで来た。その狙いはぴたりと当たり、廃墟の横にチャッカリ突っ込む。SL通過の30分前だ。「獣道」を無理やり草をかき分け荒川河川敷に出る。既に10人ほどのカメラマンが一直線に三脚を立てていた。その一線は、岩の上だったり、河原の小石の平坦地だったり、極めつけは浅い川の中だったりした。20分ほどSLを待っている間に4本程度通過車両があった。2両編成の電車は完全に鉄橋にちょこんと乗ったおもちゃ風だったり、石灰岩と思われる積み荷を積んだ貨物列車は鉄橋一杯の長い編成で走って行く。SLだけではなく結構楽しめるのでは?と思った。そして、SLが客車を引いて鉄橋を渡り始めた。
走行中のSLのアップをと思い、ズームなんかしてしまったおかげで、焦点距離が微妙に狂ってしまった。よって、渡り始めの2枚しか成功していない。帰路水流で浸食された岩のきれいな縞模様に見とれていたら,橋梁真下付近で普通電車が鉄橋を渡り始めた音がしたので、慌ててシャッターを切った。逆光気味で黒くなってしまったが、アングルだけは悪くない。いやむしろこのアングルで、SLを撮影してみたいとも思えるほどだった。機会があったら、再訪してみたい。
無断で空き地に止めた車だったので長居は禁物、次の列車の撮影を試みることなく足早に荒川鉄橋を後にした。「秩父ミューズパーク」は、公園(広域公園)とは言っても、山一つを整備した感じの公園地区のようだ。面積271,3ヘクタール、山下公園が7,4ヘクタールだからおよそ36,6倍。今回自分が目指したのは、「展望台」。駐車場を挟んで道路の反対側を下って行くので、初めての人には結構わかりにくい。徒歩3〜4分下るので16時半から18時半まで居たが、訪れた人はWカップルとシングルカップル、それと親子連れの9人のみ。多くはもう一か所の「旅立ちの丘」へ行かれると思う。こちらの方が、ライトアップやモニュメントが断然カップル向きである。そして何より「旅立ちの日に」と言う曲は、秩父の中学から全国に広まった卒業ソングなのです。ここも機会があれば、再訪したい場所です。今回は、「展望台」だけに張り付いて、刻々と変わる秩父盆地の色彩をカメラに収めました。11月には、ここから5割近い確率で雲海が臨めるそうですが、そこまでしなくても、こちらには富士山や、甲府盆地があるので再訪は強くは求めず。 |
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