相棒の栞  モバイル版

富士山の夜明け、秦野・弘法山の夕景
撮影日時 : 2021−9−20
9月の栞 『パール富士・赤富士・ダイヤモンド富士』
"Covid-19"も20代の感染者数の割合の増加から、10代へ広がりつつある。幸いうちの教室では12歳になった児童は積極的にワクチン接種をしてくれているので、今のところ感染者なしで平穏に過ごせている。しかし、「昨日お世話になった〇〇ですけど今日37,4度の熱が出てしまったので取り敢えず、ご連絡いたします。」と中三の保護者から電話を受けた時には、ギクッとした。翌日には何の連絡もなかったので、風邪っぽかったのか?雨の中,自転車で一キロほど離れた家までカッパも着ないで帰ったので、体が冷えたかもしれない。21日電話がありPCR検査の結果、陰性だったとの事。まずは、ひと安心。
こうして、かなり身近に迫って来ているコロナだが、なぜか感染者は大幅に減って来ている。専門家を持ってしても、明確な理由を述べられてはいない。唯一思い当たるのは、感染者が5000人を超えたあたりで、みんなが本当に「これはまずい」と痛感したのではないかと言う事だ。こうした意識は自分も例外ではなく、本当に外出する気が失せた。気分が乗らないのと,他人への感染力の強いデルタ株の脅威かもしれない。
ただ、昨今の急激な減少は,相当出口が近いと思わせる数字に思える。こうして再び第6波が来るのだろうけれど、人間の忍耐力なんて、その程度なのかも知れない。少なくても自分はいよいよ我慢できずに山梨県まで撮影に出かけてしまった。
この日は満月の 一日前、「山中湖交流プラザきらら」付近から、富士山頂に月が沈む。台風が過ぎ去って間もないので、空気は澄んでいる。勿論台風一過の晴れマーク。月が山頂に掛かるのが午前3時25分と、日の出の二時間ほど前。本当は次の日がいいのだが、たまたまの休みと重なったのがこの日だから仕方がない。到着時、月の光だけが頼り。そして、軽く百台は超える路駐。富士山ナンバーに混じり名古屋、群馬ナンバーなど相変わらず「パール富士人気」。富士山ナンバーと思いきや、富士山の「士」がない!「富山」ナンバーには苦笑した。「交流プラザきらら」前は入り込む余地無しの三脚の列。仕方なく長池方向に三脚の切れ目を探す。ボート置き場の隙間にスペースを見つけ、隣のカメラマンに許可を得て場所確保。
いつもの事だが、暗くて顔もわからない連中が、ずらりと湖畔に並ぶ様は、どう見ても異常であり、壮観でもある。この日、彼等が、その瞬間を撮影する為の自然条件は、整っていた。前回7月に花の都公園でパール富士を撮影した時は、ガスっていてイマイチだったが、今日はマズマズいい方だった。平野の、とある場所にある水溜まりのような場所からは、ほぼピンポイントながら、水鏡の逆さ富士が撮れるのだが、いったい何時間前からその場所を確保するために出かけなければならない事か?しかしながら、この日は「本当」の山中湖の湖面であっても、やや揺れ揺れではあったが、ダブル・パール富士はゲット出来た。
次なるショーは、赤富士。ほとんどのカメラマンは、三脚を立てたまま車で一休み。富士山の輪郭がはっきりして来たところで、再びの集合。雲もなく空も焼けなかったが、及第点の赤色だったのではなかろうか?周囲を見渡すと、おばちゃんカメラマンが連れ立って来ているのは、いつものことだが、若い女の子がちらほらいて、スマホ依存から本格的「デジ・イチ」への参入なのか?最近単独でも来ている姿が目立つ。彼女らの度胸の良さに驚く。
この後、塩山市にある「塩山ふれあいの森総合公園」まで彼岸花の撮影に向かう。そして、午後から上りの東名高速の渋滞を避けた車で国道246号が渋滞するのを予測をして、塩山は早めに撮影を終え(実は大してヒガンバナは咲いていなかった)、神奈川県秦野市の弘法山まで戻った。到着はダイヤモンド富士が見られる、およそ一時間前の16時20分。本来なら、展望台まで、徒歩で上がらなくてはならないのだが、駐車場付近で見通しのいい場所からの撮影にした。既に早々に三脚を立ててあるのが目に飛び込む。車もあと2〜3台ほどしか止められない。カメラ愛好家健在なりと言ったところか?
気温がかなり上昇したせいか、富士山は霞んでいるのか薄ぼんやりとしか見えない。この場所からの撮影は初めてなので、今一勝手がわからない。たまたま調べた結果が、ここだっただけ。冬、山中湖で見るダイヤとは、ずいぶんくっきり度合いが違う。その距離およそ50キロ、東京駅から藤沢駅までの距離に匹敵する。山頂付近に来るまで太陽も富士山もぼんやりしていて、試し撮りを繰り返せば繰り返すほど、その写り込みの酷さに不安が募るばかり。太陽が眩しくてよく見えないうちに周囲から激しいシャッター音が聞こえ始めた。慌てて自分もレリーズを握る。腕が悪いのか、あまり上手くは撮れてはいなかった。ここからの夜景も、それなりに綺麗なことは、過去に展望台から360度見回して知っていた。だから、椅子に座りながらに、時々シャッターを押してみた。天気は上々だったので空のグラデーションは、まあまあだったが、ほぼ「スッピン」の富士山にはプラス・アルファーの雲が欲しかった。

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