相棒の栞  モバイル版

飯山および「道の駅-花の駅千曲川」
撮影日時 : 2022−5−4
5月の栞 『飯山菜の花まつり及び「道の駅-花の駅千曲川」』
昨日来た国道を、長野県飯山市に向けて戻る。途中国道を左折して北竜湖(飯山市大字瑞穂)に向かう。道路拡幅工事中とあったが、明らかに道幅は狭い。対向車が来たら、すれ違いにどちらかがバックするしかない。幸い行きはすれ違う車はなかったので杞憂に帰す。駐車場には10台ほどの車が止まっていたが、多くはテントを張ってキャンプをしているようだった。周囲2キロチョットの北竜湖は、湖面への映りは最高だったが、三方を山に囲まれた場所としては、山の景色が単調で冴えなかった。桜も、湖を囲んでいるわけではなく数本あるだけ。車でダートを途中まで走っても良かったが、駐車場から眺める景色だけで判断し、その気は湧かなかった。トイレを済ませ、15分ほどで北竜湖を後にし対向車を気にしながら国道に出、次なる予定地「飯山菜の花公園」(飯山市瑞穂413)を目指した。実は北竜湖であまり長居をしたくなかったのは、菜の花公園の駐車場は9時から500円の徴収が始まるから。なるべくなら車と見物客が混まないうちに、そして節約の為、早めに到着し撮影を終えたかった。

広さは4ヘクタールほど、広いことは広いが一面真っ黄色の菜の花では単純すぎて、それほど時間を要するほどではなかった。カメラマンの姿も目立ってはいたが、どれほどの満足感なのか?確かに小高い丘の一角に見渡す限りの菜の花は、よく植えたものだ。ご苦労は感じる。菜種油でも取るのだろうか?夏にはひまわりが菜の花に代わって辺りを黄色に埋め尽くすらしい?いずれにしても、早朝の朝日か、開田山脈、妙高山あたりとの絡めでないと、ただ菜の花を撮っていても漠然としている。自分はその漠然とした写真しか撮れませんでしたが。

千曲川を挟んで対岸にも黄色の絨毯が臨める。それこそが2019年の台風19号の水害で河原が一面水浸しとなった「花の駅千曲川」前の国道を挟んだ菜の花畑なのだ。翌年、2020年菜の花は咲かず、2021年に再生した。そう言う経緯を知って、この広大な河川敷を歩くとなんとも言えない感傷的気持ちになる。

時間的にはたっぷりあったのだが、睡眠不足と空腹の為、菜の花畑のど真ん中でフラフラになった。見物客はそこそこ歩いてはいたが、それよりも菜の花畑の方が格段に広い。すれ違うことすら稀である。暫く腰を下ろして休んでいたが、生憎水を持参していなかった。立ち上がると今度は目眩がして、あたりの景色がギラギラする。いよいよヤバい。しばらくは真っ直ぐに歩けず、誰もいないことをいい事に酔っ払いのジジイ状態。なんとか道の駅まで辿り着く頃蕎麦屋が開店、しかし、店の外まで行列。仕方なく持参のパンで飢えをしのぐ。実際にはクーラーボックスに焼そばが作れる様に具材も入っていたのだが、この場で、IHを取り出し、焼きそばの匂いを漂わせると注意を受けそう。

仮眠するにも天高くお天道様がいるし、やたら暑い。仕方なく雪を求めて県道95号線を探して道の駅をあとにする。

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