相棒の栞  モバイル版

愛知県名古屋市天白区
撮影日時 : 2022−5−22
5月の栞 『相生山ヒメボタル』
昨年に引き続き、相生山緑地公園内でのヒメボタル撮影ではなく、その周辺(結局、昨年とほぼ同じ徳林寺近く)での撮影となりした。大まかな目安としては相生山どんぐり広場横、及びお宮坂付近になります。なんと言ってもここでの撮影は、日曜日にも拘らず、他の人を殆ど気にする事なく、貸切に近い環境にあるのが一番のメリットです。とは言うもののもの、この日はカメラマンはおろか散歩中の地元の人にさえ会わず、ヒメボタルが飛翔するまで本当にここで飛ぶのか?その数は?など全く分からず、ただ待つだけ。何度、緑地公園内の竹林に場所を移動しようかと思ったことか?不安のあまり、チョット緑地公園迄歩いてみた。入口近くの竹林には、ボチボチ三脚が立っていて、カメラマンは画角とピント合わせに余念がない。月の出は下弦の月なので真夜中、晴れていれば(日中は28度程までに達し暑かった)ヒメボタルが飛び出す頃には東の空に月が上り始めるが、さしたる影響は無い。

到着は19時30分。少し早目に着いたのは、昨年たまたま探し当てた場所を、しっかり確認しておきたかったから。昨年は一方から道に迷ってのアプローチ、反対方向からはどの道を辿ると着けるのか判っていなかった。それと「こんな細い道行かれるのか?」と思うような道を真っ暗にならない内に歩いてみたかった。徳林寺周辺は結構勾配があり道が曲がっている為、方向音痴気味になる。この日も一度やらかし、とんでもない方向に出た。

午後8時過ぎ、藪の中で光り始めた気の早いヒメボタルを確認して少し安心。ただ、緑地公園内の梅林などでは、この時間から光り始めているのを確認しているので、時期は逸していない事だけは確か。昨年同様の場所付近での撮影に決める。早速機材の運搬を開始。

本格的飛び始めは23時過ぎだから、この間本当に暇。しかし、23時頃遠くで雷の音を聞いた様な?間もなく思い切り光った。2、3度昼間の様な明るさを味わった後、雨が葉っぱに当たる音がし始め、本格的に降ってきた。不思議なことにハゲ頭に雨滴は当たらない。こう言う時、ハゲ頭は雨滴感知の感度がいい!木の葉がいかに多いことか?30分ほどで雨は上がった。時間差を置いての、葉からのポタリポタリも大したことはなく、一安心。止むのを待っていたかのように、飛翔は始まった。何処に隠れていたのか不思議なほど、少しずつ数は増えていく。矢張り25時前後が素晴らしかった。シンクロした点滅は、まるでコンピュータ制御のLEDの輝きのよう!

雷雨のおかげか?月明かりもなく、しかもここは、ほぼ100メートル先の街灯の光の漏れる所迄ほぼ真っ暗、思い切り露光時間を長く取れます。ただほんの数回、道を横切る車か?バイクか?はたまた自転車、もしかしてカメラマンかも?の光りが入っていた。ご愛嬌ということで、お許しください。月曜日、午後イチで雑用が入っていて、残念ながら26時半頃には撤収。持参のパンで空腹を宥めた後、朝のトラック群にイラつき、正面に受ける朝日と悪戦苦闘しながら7時30分頃に帰宅。矢張り相当に疲れた。

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