相棒の栞  モバイル版

愛知県蒲郡市金平町一ノ沢28ー1
撮影日時 : 2022−6−15
6月の栞 『形原温泉あじさい祭り・源氏蛍』
補陀ガ池の築堤ベンチで、水分補給を兼ねて休憩後(食べ物の持ち込みができないので空腹を我慢して)、ホタルの小径へと向かう。途中、西尾市から来たという若者2人と出会い、15分ほど話し込む。アジサイの撮り方から、ホタル、花火と彼等の質問は多岐に渡った。内容もポイントを得ており、こちらもついつい教えたく無い技まで喋ってしまった。コロナ禍以降、今年に入ってこんなに長く立ち話をしたのは2回目か?お陰でホタル会場へは少し遅れて到着。

遅れたのが良かったのか、そこには女性カメラマンが一名、そこしか三脚が置けない場所にしっかりと陣取っていた。「今晩は」と挨拶をすると、先方も気さくに応じてくれた。彼女は先週の8日にも来たと言い、その時の画像を見せてくれた。「百聞は一見にしかず」とは実にこの事だ。本当に飛ぶのか?と言う疑問が吹き飛んだ。しかも、それなりの飛翔。後から見学に来たご夫婦が教えてくれたのだが、ここの従業員さんが6月1日から飛び始めているとのこと。となると、全然遅いと判る。期待しないで待つ事にした。

それにしても、この場所からの蛍撮影は難しい。先程の女性カメラマンの写真を見る限りでは、10メートル弱離れた場所を飛んでいるのもあれば、生い茂った木から降りて来るのもいる。蛍を沢山入れたいと思って、24〜70ミリを装着してみたが、後方の街明かりが入ってしまう。縦位置が良いのか?それとも横?こんな事で迷っている自分はまだまだ未熟だ。仕方なく、女性カメラマンに聞いたところ、8日の日は望遠レンズで撮ったそうだ。しかも、F2.8。急いで70〜200を取り出し、セットの仕直し。

19時30分頃、茂みで光り始める。一つ二つ。だが、範囲が異常に広い。ヤバ!24〜70ミリに戻す?もう遅い!仕方なく切り取り覚悟で飛翔してからレンズを当てる事にした。10頭程が20時30分までに飛んでくれた。ただ「明らかに減っていると」女性カメラマン。先週の写真を名古屋のテレビ局に持って行くとか言って20時頃引き上げて行った。どうも今日は、背景を撮りに来ただけみたい。

少ない蛍に悪戦苦闘しているうちに、閉園時間が迫ってきた。しかも、ろくにアジサイのライトアップが撮れていないのに。入口(出口)に着くまで数カットがやっと。蛍の光(洒落にもならない)の曲が流れる中、邪魔な男性カメラマン一名、なかなか退かないのにムカつきながら、最後のシャッターを切った。

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