| 7月の栞 『富士宮市ヒメボタル』 |
7月11日探訪記
本来なら河口湖ハーブフェスティバルの撮影後、こちらを本命としていたのだが、河口湖で23時近くまで時間を過ごしてしまい、体力的に無理を感じたので改めて翌日出かけてみた。
到着は、24時過ぎ。下見の要素が強く、もし飛び始めているなら、この時間帯でも観察出来るはず。先ずは富士市との市境からアプローチ。
林道入り口に立つと、左の雑木林の中で10頭程が迎えてくれた。撮影可能なギリギリではあったが、取り敢えず三脚を下す。しかし、昨年まで入れた林道が、今年は、鹿の駆除の為の仕掛けが設置してあるとの注意書きがあり、「立ち入り禁止」となってしまった。別に、入ろうと思えば入れるのだが、監視カメラでも設置してあると面倒なことになるので鉄柵越しに撮影する事にした。
富士山周辺を訪れると、大体50%の確率でキリが立ち込めていて、この日も御多分に洩れず。濃淡を繰り返す霧の中、蛍の光が急に薄くなったり光跡が途切れたりする。それ程、頭数が多くないので相当のダメージだった。25時30分過ぎると、あまり飛ばず、時折間隔をあけて飛んだりするので撤収するタイミングがつかめない。大した収穫は得られなかったが、山梨県側のみならず静岡県に属する富士山周辺には、一体どれだけのヒメボタルが生息しているのか?おそらく、想像を絶する数がはじき出されることだろう。
今週は梅雨の戻りの様な天気が続き、傘??マークばかりだ。今度晴れそうなのは、日曜日ごろからだとの予報。それまでヒメボタルが飛んでいてくれればよいのだが・・・。
7月17日探訪記
湘南でも久しぶりに晴れた。南の風が少し強めに吹き、気温の上昇を抑える。この風を受けると、本格的夏が来たと否が応でも感じざる得ない。少し前、とんでもない酷暑が続き、梅雨明け宣言を出した後は、また梅雨に戻った感が強い。やはり梅雨明けは、子供達が夏休みに入る21日前後に晴マークが続くのが、相応しいと思う。
15日(金)に撮影に出かけた鎌倉のK氏から、西臼塚のヒメボタルの写真が送られて来た。夜には雨が上がると判断して出かけたとの事。予報通りになったみたい。午前2時過ぎからは月も出て来てしまい、マダラ模様になってしまうので、早めの退却となった。とのメッセージ(7月15日の写真ニ枚です)。
さて、17日の状況ですが、23時少し前に着くも既に西臼塚の駐車場(ふれあいの森パーキング)は20台近い車で埋めつくされていた。確かにピークは今頃なのかとは思っていたが、それを証明する様な混雑ぶり。余り奥まで歩けず、更に12時50分ごろから月が煌々と照り始め、懐中電灯なしでも歩ける程。案の定、写真はマダラ模様連発。しつこく粘るものの、月は雲に隠れるどころか、一層明るさを増し高度(光度)をあげる。仕方なく片付けに入る。「月夜に提灯」とはよく言ったものだ。首から掛けたLEDランプより明るいのには恐れ入った。月さえ出なければ、確かにこの頃からヒメボタルは最盛期迎えていたのかもしれない。残念!
7月18日探訪記
昨日、ヒメボタルが飛んでいるのを確認しているので、今日は近藤師匠に連絡を入れ、お誘いしてみた。20時から20時
30分ごろのお迎えで、OKをいただいた。
実は、自分が5月に名古屋のヒメボタル撮影に現着していたその日時に、師匠からメールが入り、ホームページのアップが終了したとのご連絡を受けた。併せて相生山のヒメボタル撮影に行く様だったら連れて行って欲しい旨が書かれてあった。「今来ています。」の返答は、大変申し上げにくかったが、事実をお伝えするしかない。「この埋め合わせは、いつか償います。」とも。それが自分的には今日だった。
コロナが急速に拡大していて、その増え方が尋常ではない。近藤師匠に、もしも感染させたら・・・、との思いもあり多少躊躇。現に地元中学では3年生が感染したとか?。うちにも当該中学、当該学年、当該クラブ所属メンバーがいるので(勿論休んでもらっていますが)。もっとも近藤師匠は、コロナなど関係がないかの様な、連日の取材活動をしておられる。電車の中って意外に感染しないのか?
それでも、油断は禁物です。かかったら多分重症か?命を落とすか?お互いに。
西臼塚は、今日も15台くらいの車が停まっていた。車一台に1人乗車は稀だから、平均しても30人前後のカメラマンは、林道の中に入っているだろう?師匠に打診したところ、反対側の本当の「西臼塚駐車場」側も探索したいとの事だったので、移動。23時を回っているのに、ヒメボタルの飛翔は僅か。師匠が、立ち入り禁止の紙ペラが、湿気でお辞儀をしていて読めなかったらしく(と言うことにしておきます)、100メートル程中に入って行った。両側の森に数頭、5頭程が林道を横断していたとの報告。
少し迷ったが、23時の段階でこの数はいささか少なすぎ。もう少し下ってみる事にした。県道180号を下って行くと、何箇所かに駐車スペースがある。そこをチェックしていけば、どこかにいるはず。と言うか、数こそ多少の違いはあっても、どこにでもいる筈。23時を20分程回った時点で少しずつ数が増えて来たので、師匠に「ここでいいですか?」と打診。OKとの返事だったので、早速三脚を立てる。25時30分頃まで控えめに言っても、満足度60?70パーセント程度の撮影は出来たのではないか?それ以降は雨が降り出した。初めは、葉っぱが雨滴を凌いでくれたので、撮影続行。やがてホタルも次第に数を減らして行った。午前2時撤収。
7月23日探訪記
安倍川花火撮影後、ちょうど帰り道に富士宮に寄れるので、ヒメボタルの減少具合でも確認しようかと思い、西臼塚へ行ってみた。6日前近藤師匠にご案内した場所より少し高度上げた場所。確かに数は減っていたが、まだまだ撮影しても何とかなる程度の飛翔はあった。初め、ボケッと見ていたのだが(余り撮影意欲なし)、12時近くになり道路を渡り、下から上がってくるヒメボタルも出て来たので、数は増すと判断。三脚を立てる。花火撮影の疲れからか?場所設定がいい加減だったのと、この日は土曜日と言うこともあり、車の往来が半端なく多い。深夜の幹線道路もどきだ。その都度遠くからエンジン音やライトをできるだけ早く察知して2分程度は中断。ヒメボタルも車通過後、一分?二分は光らないので、結構なロス。それでも多少の枚数稼ぎにはなりました。25時30分頃まで頑張りましたが、気温が17度チョットまで下がり、日中の花火の服装で臨んだものだから寒いのなんの。コロナより風邪の方が心配になり、早めの撤収となった。
今年のまとめ
予め、自分なりに探し当ててある撮影場所を下から順に高度を上げていけば、二週間程度は撮影を楽しめるのではないかと思う。ただ、今年は以前入れた林道二つが立ち入り禁止になってしまったので、選択肢がかなり狭くなり、県道沿いでの撮影を余儀なくされた。森の奥まで深く入り込まないので、1人でも怖さはないが、車の往来には気を遣う。一長一短だが、富士山ヒメボタルは「これで満足!」とは、なることがないので、又出かけたくなるのが魅力なのかも知れない。
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