| 8月の栞 『第68回ふねひき夏祭り*灯籠流しと花火大会』 |
こちらも3年ぶりの開催となりました。
実は、8月15日(月)山形県の水郷大江灯籠流し花火大会へ行くつもりでしたが、直前になり、どうしても決行できない天気予報に、出かけるのを断念。実際には、8月の3日〜4日にかけて最上川の氾濫によって、「もがみ橋」付近が冠水し、観覧席、花火打ち上げ場所の一部が悲惨な状況になっているのをテレビで見ていました。あと10日で間に合いますように!と願いながら・・・。関係者の皆様は、どうしても「100周年記念は成功させたい!」という強い意志の元、開催にこぎつけました。自分は行かなかったけれど、三年振りの開催おめでとう御座います。
そんなこともあって、「灯籠流しと花火大会」が頭から離れず、規模は小さいものの福島県田村市の「ふねひき夏祭り」へ出かけてみた。灯籠の数3000個.花火1000発、どう見ても花火は付け足しでしか無い。それでも、自分が休める日に東北地方の天気が晴れたのはこの日だけだ。水郷大江と比べても地元の夏祭りの感は否めないが、それでも、ここにはここの意地がある。全国最大級の灯籠である。
灯籠と言っても、自分がこれまで思っていた提灯の様な小さなものではなく、ここの灯籠は、目視幅2メートル(90×2?)、長さ3メートル(90×3?)もあろうかという、小さな神輿の様な灯籠。足元には浮き輪がくくりつけられていて、浮力を保つ。クレーン付き中型(6トン)トラックで運び、クレーンで大滝根川に下ろす。
灯籠流しの起点は、舟引小学校裏。ここから(川が蛇行している為、正確な距離は分かりません。国道288号をショートカットして歩いて約1.3キロほど)安久津橋を過ぎ、下河原橋の手前(ふねひきぱーく)まで灯籠流しが行われる。大きな灯籠は、安久津橋を過ぎてすぐの所が終点。その他は、下河原橋手前で全て回収される。
この大滝根川の流れは緩やかで、深いところが余り無いらしい?。川の中を灯籠と一緒に歩き、倒れたそれを起こしたり(中にはその前に、中にある蝋燭で全焼してしまう灯籠もあり)、流れの緩やかな所で渋滞した灯籠の交通整理に当たったり、結構大変。初め、灯籠を大滝根川に流し入れる船引小学校裏に車を止め、明るい内に灯籠を撮影。その後灯籠回収場所まで移動し、流れてきた灯籠と、19時45分から打ち上がる花火撮影に臨んだ。
実のところ、「二兎追うものは、一兎も得ず」のリスクが高かったのだが、なんとか大型の灯籠を吊り上げるクレーン付きのトラックを探し出すことができた!そこが終点であることはほぼ間違えないからだ。
また、花火の打ち上げ場所も、3年前に来たという中学生くらいの生徒二人に聞くと共に、船引のハッピを着た二人連れからも、大体の位置は聞くことができた。しかし、実際には多少外れていて、大滝根川の川面の上にはあがらなかった。初観覧ゆえ灯籠と花火の打ち上げ場所のロケハンは、できる限り歩き回るようにしようとは思ったが、花火打ち上げ場所まで足を運べなかったのは残念。それでも、100メートルほどの間隔に、灯籠撮影のカメラと花火撮影用のカメラを設置しておいたので、別々とは言え撮影できたのは、まずまずか?勿論、灯籠と花火が一緒に撮れればいいのだけれど、それは、両者がかぶる15分のラップでは厳しいかもしれない。そして、同時に撮影できる場所が初の訪問では、探せなかった。
大型の灯籠が、土手の上にいる幼い子どもたちの前を通るたびに、それを操る人たちに向かって「ガンバレー!」と可愛らしい声があちこちから飛ぶ。そんな、一コマにプチ感動したりする。その声援に応えて、彼らは大型の灯籠を「セーノ!」と掛け声をかけて、一回転させる。勢い余って川の流れに足を取られてひっくり返る。ずぶ濡れの灯籠引きに対して、拍手が沸く。そんな、なんでも無い出来事も、人と人のつながりや、優しさを感じさせてくれた。
田村市ふねひき地区の夏祭り、人間味溢れた温かさを感じながら、帰路についた。因みに糸井火工の花火、本当に「付け足し感」免れず。ただ、それさえも納得してしまう小さな町の大型灯籠流しでした。 |

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