相棒の栞  モバイル版

新潟県長岡市
撮影日時 : 2022−9−18
9月の栞 『関原まつり大花火大会』
連チャンにはなるものの、田原まつり五町合同花火大会は外せない。しかし、大型で強い台風14号が気圧を下げて九州地方に接近、その影響で関東も含め時折土砂降りの雨。晴れているのは、東北地方と新潟県位。折角の連休だったのでこの地域での花火大会を探す。新潟県長岡市に「関原大花火大会」なるものを発見。しかし、調べ方が悪いのか?花火大会の開始時間と終了時間、担当煙火店(片貝煙火店)程度しかわからない。取り敢えず、関原公園を目指す。

土砂降りの雨の中11時に出発。この雨だと言うのに、八王子インターを先頭にしっかり渋滞。時たま、いきなりの土砂降りで、道路に水が浮いてハンドルが軽くなる。前の車の水飛沫がウォータースクリーンとなって視界を妨げる。そんな状況が関越トンネル手前まで続く。

再び川端康成の「雪国」の一文を捩ると、「トンネルを抜けると、そこは天気雨だった」。塩沢石打ICを過ぎてからは気温30度の晴れ。長岡ICを出てからは、すっかり台風の事は忘れていた。16時過ぎ関原公園に到着。小学校の運動場程度の広さ公園に隣接して、「神明宮」と言う小さなお宮がある。ここに沢山の屋台が出て大変な混雑。地元の中学、高校生が浴衣を着て闊歩しているのが目につく。おびただしい駐輪台数。祭りの囃子は聞こえるもののスピーカーから流れる繰り返しのもの。ガードマンが立っているわけでもなし、誰にも花火大会の情報を聞けず、500円で焼きそばを買って車に戻る。屋台のお姉さんにも、焼きそば代の支払い間際に聞いてみたが、打ち上げ場所はわからないらしい。「公園からも見えますよ!」との素っ気ない返事。

焼きそば完食後、何か手がかりになりそうな開けた場所をグーグルマップの航空写真で見た。水田が広がる一角を歩いてみたものの、人っ子一人もいない。17時を過ぎていたので、もし花火会場なら警備員がいるだろうし、人が集まっていても不思議はない。1時間程歩いてみたが、収穫ゼロで車に戻る。19時30分に花火が打ち上がってから移動するしかないと覚悟を決める。ある意味万事休す!

シートを倒し仮眠していると、かなり眠りが深かったのか?公園のスピーカーから、何やら女性の声で花火会場の案内をしているようだった。一瞬「ここはどこ?」状態で前後不覚の目覚め。断片的にしか案内内容が分からなかった。「関原公園から離れている」とか「歴史博物館近く・・・。路上駐車は止める様に・・・。」ボケてる頭ではよく聞き取れず。取り敢えず「歴史博物館」なるものを探す。気が急いているせいか、スマホを叩く手は震えるし、なかなか候補がヒットしない。ようやくここだろうと見つけた時は、19時28分。車で3分とは出たが、会場付近人と車で大変な混雑。当然駐車場手前で満車のプラカード。そこら中の路駐の空きを探して突っ込むしかなかった。2日連続で失態を重ねる。

花火が打ち上がっている最中に、三脚とカメラ一台を持って歩くのは、精神的には宜しくない。打ち上げ場所に近づけば近づく程、両側路駐になり、車の中からの鑑賞もふえてきた。花火を見ながら打ち上げ場所がほぼ同じ1ヶ所であることだけはわかった。スターマンにしても、同じ場所から発射。これなら花火の正面とかは、あまり関係がない。ガードマンが立っている横が空いていたので、確認をとって三脚を置く。手前が小高い盛り土になっていたので、筒が完全に見えなかったが、やむを得ない。

微かに聞こえるプログラムを読み上げるアナウンスを頼りに、花火の号数に合わせた画角を調整。が、途中からすぐ近くに車が止まり、エアコンをつけていたのでエンジン音がやたら大きく、辛うじて聞こえていたアナウンスが聞き取れなくなった。曲導付きが7号と10号、軽い打ち上げ音で上がるのが4号5号、なんとも頼りない判断でズームするしかない。時々スターマインが入るだけで後は単発打ちが殆ど。後半になり同時2発打ちもあったが、4号5号の単発なんて付き合っていられない位退屈。約二時間、大したメリハリも無いままラストだけは10号が連続し、しかも画角オーバー。その時点で半分近くの車はいなくなっていた。

2日連続で、アプローチに失敗。花火撮影に慢心があった様だ。

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