相棒の栞  モバイル版

福島県
撮影日時 : 2023−10−19
10月の栞 『磐梯吾妻スカイラインの紅葉』
若かりし頃、高速道路などそれ程なかった時代、ドライブを趣味としていた(今もそうだが)自分はおそらく4号線を使って東北地方にも出かけていたのだろう?青森や秋田まで車を走らせたかどうかは記憶にないが、福島はよく出かけていたかと思う。勿論、磐梯吾妻スカイラインも走ったとは思うが、近藤師匠の様に大学時代からカメラをやっていた訳ではないので、証拠物件の写真はない。

たまたま休みが取れ、天気予報も晴れと出ていたので、一走りしてみることにした。勿論、今回は撮影も兼ねて。午前6時に出発したのに、朝の交通渋滞に巻き込まれて5時間もかかってスカイラインの入り口に到着。福島西インターで降り、福島市側の高湯温泉側(高湯ゲート)からアプローチ。大雑把に言って、立ち寄るべきは「つばくろ谷」と「浄土平」。 
【つばくろ谷】
かつてイワツバメが飛び交っていた事から名づけらたと言うこの谷には、おそらく二代目となると「不動沢橋」がかかる。谷底からの高さが80メートル余り、長さ170メートルあるこの赤い橋は、大自然の中の人工物とは言え、そのスケールは半端ではない。駐車場の先にある展望台から、この橋をカメラに収めようとすると、広角24ミリ側でギリギリか、やや厳しい。一度車に戻り16ミリに換装した。それだけスケールが大きいと言う事。両端の崖の紅葉もなかなか素晴らしい。正に見頃。生憎視界がイマイチで、橋のバックには遠くの福島盆地が霞んで見えるだけだった。一方、橋の上を歩き、谷底を見下ろすと小さな滝?が紅葉した木々の中を流れていた。高所恐怖症の方は覗き込まない方がいいかも?それにしても、平日だと言うのに駐車場に入るのに15分程待たされた。つばくろ谷に滞在したとしても30分程あれば十分なので車の入れ替わりは早い。橋を渡った先にも、それ程広くはない駐車場があるのが、浄土平へ向かう為に橋を渡った後に判明したので手遅れ。意外と初めて来た人には知られていない様で、ガラガラだった。それでも今度の土日は、収拾のつかない大渋滞となるであろう!まだ、土湯温泉側から入った方が車は流れるだろう?

【浄土平】
浄土平に向かう途中、天狗の庭というところがあったが、駐車スペースが狭く数台しか止められない。自分も一・二分でここを後にした。浄土平迄あと3キロほどの所から急に硫化水素(硫黄)の臭いがしてきた。程なく「窓を閉めて通行して下さい。」の注意書き。駐停車禁止も。それまで車に乗ったまま、こんなに綺麗な紅葉を楽しめるなんて!と感動していたのだが、いきなり岩石剥き出しの荒涼とした世界が広がった。それは、草津白根山の殺生ヶ原を通る山岳道路と似ている。こちらは、熊笹の広がりは僅かで、見事な紅葉が突然月面(行ったことはないが)に変わる感じ。

浄土平の駐車場は極めて広く、700台収容可能。それでも土日や、ゴールデン・ウィーク中は入りきれないらしい。ただ不動沢のキャパよりは全然多いので、自分がトライしたように福島市側の高湯ゲートから入るよりは、スムーズに走れるではないかと思う。浄土平からは、2つのハイキングコースがあり、大抵の人は、吾妻小富士に登る。10分で噴火口に辿り着けるとの案内、更に一周に40分。時間はたっぷりあるので、自分も一周するつもりです階段を上がっていったが、途中で息切れ。何度も休んだ。火口一周は時計回りとの案内があったが、とてもじゃないが、火口一周なんてムリ!もし途中で歩けなくなって一方通行を逆走ならぬ、逆歩行?するのも目立ちすぎて恥ずかしい。大体の人が一周回っているのを見て、体力の衰えを痛感した。半周すると、福島市街が一望できるらしいが、少し休んでから歩こうかとも考えたが、上空全体が霞んでいたのでやめた。もう一つのハイキングコースである浄土平湿原は、パス。標高が1600メートルもあるからか、空気が薄くて息が上がるのか?この日の寝不足か?体調が悪いのか?わからないが、全然歩く気にならなかった。

一時間程仮眠を取ってから、まだ帰路につくのは早かったのだが、浄土平をあとにした。帰宅後、撮影した写真を見てみると、夕方になればなるほど、ぼやけて(霞んで)いる。更に「不動沢橋」を撮影していた時、分かったことだが崖の半分が昼ごろでも陰になるのだ。この手の渓谷は大体の所、どこも午前中が勝負。家を午前3時から4時頃には出なければダメだと言う事になる。撮影に、より良いものを求めるなら、それは必要だが、ただスナップ写真的なものであれば時刻はさほど気にしなくても良いと思う。なぜなら、磐梯吾妻スカイラインは、車を走らせて眺める(ハイキングコースを徒歩で歩きながら撮影するのではなく)紅葉の中ではトップクラスだと思う。その最たる特徴は、人が故意に赤、黄をバランスよく配色し、同じ赤や黄色でも微妙に色を変えて描いた絵画の様に思えるからだ。それゆえ、コーナーが読めるカメラマンが助手席に乗っていてくれれば、走りながらでも素晴らしい静止画や動画が撮影可能なのは間違えなしだ!

今回、たまたま天気と見頃が合致し、得した気分だったが、時間的ミスは次回の課題としておこう!それにしても、凄く人気のある「道」なんだと痛感した。

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