相棒の栞  モバイル版

神奈川県茅ヶ崎市
撮影日時 : 2023−10−21
10月の栞 『茅ヶ崎サザン芸術花火2023』
本来なら行く気はなかったのだが、14日の横須賀花火大会、20日の江ノ島花火大会が強風波浪注意報が解除されないとか、強い風の向きの関係で連続中止となってしまった。とりわけ横須賀花火大会は、早々と「うみかぜ公園」の場所取りをし、車の中で休んでいたら、何やらマイクで繰り返しアナウンスしていた。外に出てみると、「本日の花火大会は、天気の急速な回復で期待していたのですが、注意報が解除されない為、やむを得ず中止といたします。」だって。スマホで確認すると確かに中止の書き込み。やむなく場所取りに置いた三脚と折り畳み椅子を取りに行った。今年は、昨年の倍10000発をマルゴーさんが担当するとあっては、是非とも間近で見たかったのだが、残念だった。一方、江ノ島の方は、朝から南(南西)の風が強く、このままだったら中止だなと思っていたので、さ程ショックはなかった。900発だしね。

そして今日、無理やり5時に仕事を切り上げて、電動アシスト自転車に機材を載せる。昨年出かけた知人から、「(茅ヶ崎花火)良かった!」との感想は聞いていたが、正面に無料の観覧場所がない。防波堤で上げるとはいえ、ある程度ワイドなので正面で見ないと、その良さは半減する。以前、今よりもっとショボかった茅ヶ崎花火でさえ3箇所程度のワイド花火だった。それをヘッドランドで撮影したものだから、3箇所の筒が一つに重なってしまう大失態を経験。それ以来、茅ヶ崎花火はパスすることにしていた。しかし、先ほどの横須賀、江ノ島と立て続けに中止となったので、斜め撮影も止む無し、重なり覚悟で出かけてみた次第。

昨日とは打って変わって穏やか天気。波もサーファーには物足りない高さ。開始一時間を切っていたのでヘッドランドは通過出来たものの、凄い駐輪台数。サザンビーチの有料エリアに出来るだけ近づきたかったが、目視300メートルほど手前で諦める。セットする時間を考えると30分は残しておかないと。

「サザン」の冠がついたせいか?、花火内容は以前と比べると数段良くなり、逗子、数年前の鎌倉、同じくコロナ前の江ノ島と肩を並べるレベルか、それ以上まで上がって来ていた。平塚と肩を並べるレベル。ただ、茅ヶ崎がいい意味でフェアではないのは、ほぼ全てミュージックスターマインのバックにサザン・オールスターズの曲を被せてあること。これだけでも雰囲気は俄然盛り上がる。この場所からでも音楽はしっかり聞こえ、全13曲のうち、栞のテーマ、いとしのエリー、鎌倉物語、TSUNAMI、勝手にシンドバット、などは懐かしく聴きながらの撮影でした。

兎に角、正面から見ることが出来ないデメリットは大きい。岸壁の上で、その限られた全長を目一杯使い打ち上げる、扇型のトラの尾と、おそらく5号程度のスターマイン、そしてラストにセンターから10号玉が上がる構成なのだろうが、ここからは、こちらに向かって放つ水中花火のようにしか見えない。花火が重なり右半分は見えないのだ。

帰宅後ダイレクトプリントを試みたが、重なり合った花火が実に賑やかなこと。点と線で言えば、打ち上げ箇所が点なのだ。勿論、少し手前から上がる小型花火も広がりはない。手筒花火に似ている。さぁー来年は、どーするか?スケジュールが空いていて、他にめぼしい花火大会が無ければ、目一杯有料席に近い無料エリアをゲットするか、茅ヶ崎市在住の知り合いは沢山いるので、彼らに市民枠でも取ってもらおうか?

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