相棒の栞  モバイル版

北上展勝地さくらまつり
撮影日時 : 2023−4−9
4月の栞 『北上展勝地さくらまつり』
今年の桜は、ただ開花早いだけでなく、北から南まで時間差が余りないと感じたのは自分だけだろうか?先週の群馬県赤城南面千本桜にしても、奥入瀬渓谷鉄道の「神戸」駅の花桃にしても、イベントの開催予定は1週間後。折角計画したイベントも、どちらも「葉桜祭り」か?

「北上展勝地さくらまつり」も当初、開催を4月15日とし、9日に急遽繰り上げた。この日、行きたい候補地は複数あった。4月1日、2日あたりで見ごろを迎え始めているところも多く、日曜日しか遠征できない自分としては、楽しみがスーと消えていくのは残念。今回も富山のチューリップと桜立山連峰という贅沢コラボを狙ったのだが、満開過ぎとの情報で距離と体力を、散り始めの桜との天秤にかけて断念した。

第二候補が岩手県北上市の千本桜(一万本有るらしいが)。それでも十分遠いことは変わりはないのですが、東北も北部まで行かないと、河川敷の桜は見ごろを過ぎてしまっているところが多い。勿論、福島県の花見山公園や、宮城県の白石川の一目千本桜並木は素晴らしいけれど、どちらも二度目になるので、できれば「初」を狙いたい。もっとも「初」狙いは、失敗の確率が高く、成功と失敗のギャップが激しい。まぁ、「初めから成功するとは思わずに試してみる事。」と自分に言い聞かせてはいるのだが・・・。

今回の失敗は、これまでの中でも一、二を争う「やらかし様」。当たり前な事はわかっていたのだが、桜の発色が拝める8時以降なるべく早い到着がベター。しかし、片道500キロ6時間以上かかる岩手県まで、午前中早い時間に到着するなら、22時半過ぎに仕事を終え、夜食べての後殆ど寝ないで出掛けるしかない。若い頃なら兎も角、高齢ドライバーの仲間入りしている現在では、それは控えたい。結局、4時間程睡眠をとり、午前5時出発。昼前には着けるだろう?今回はライトアップ撮影をメインに。

この日は風が強くそして、寒い。天気は良かったが、強い寒気の影響で場所によっては雪が降っていた。東北道も栃木県黒磯付近から急に黒い雲が出で、粉雪が舞い始めた。電光掲示板には「本宮から先チェーン規制」なる表示。先が思いやられる。結果、福島県に入ると雪は止み、本宮から先も全然雪はなかった。どうも山形県や福島県で多少の規制はあったかも知れないが、宮城県、岩手県では関係なかったようだ。

「北上金ヶ崎」ICまで7000円ちょと、これで休日割引が入っているのだから呆れる。インターを降り国道4号を突っ切って県道50号を左折。ここまでは11時40分到着予定とナビは表示。やがて直進↑盛岡、右折→江刺の小さな案内板。江刺方向に右折した途端、東北新幹線のガード先から車の列。残り3.1キロ。北上川にかかる国見橋を渡るのにカレーパンとコーヒーを食すのに余裕の時間、殆ど動かない。橋を渡り終え視界が開けると、右側から合流する県道14号も大渋滞。この交差点で時間がかかっているのかと思いきや、左折した先も全然車が動かない。信号が青になっても一台がやっと左折出来るか出来ないかだ。あっという間に12時。迂回路を探すも、山道を複雑にくねっている細い道しかなく、流石に気が引けた。他の車も、すれ違い不可能そうな道を上る車はなかった(そういう車でもあれば追従したいところだったが)。ただ、Uターンして引き返す車は5台ほどあった。小さなお子さんや、お年寄りにはトイレが心配だ。結局3.1キロを2時間半かかって会場へ。(1分で17メートルしか進んでいない!と言う計算。)歩いている人には平気で抜かされるし、抜き返す事もなし。ドライバー交代するついでに、茂みで「立ち○ょ○」。携帯トイレが役立ったのは今回が初めて。全然動かないから余裕の「座り○ょ○」?駐車場に車を停めた時は、ホットしていいのか?これから2キロ以上桜並木を歩けるのか?不安しかなかった。渋滞中考えることと言ったら悲観的なことばかり。日中の撮影は無理なのか?と思ったくらい絶望的だった。もう二度と来たくないとも。田舎の観光地をバカにしていた自分が悪いのだが・・・。


「リピートはないな!」と思ったのは、それだけではない。川の両側に桜がないこと。そして橋が珊瑚橋(北上川に渡した橋だから長い)一本しか無く、周遊が出来ない事。だから珊瑚橋を渡ったら又戻るしかない。珊瑚橋の歩道部分は狭く、すれ違うのがやっと。(コロナ前は、渡し船やクルーズ船も運行していたのでまだ混雑は和らげられたのだろう?。今年は、最近の観光船事故に鑑みて安全を優先したようだ)狭い橋の歩道部分で、立ち止まって写真を撮っている外国人グループは、顰蹙もの。対岸は、住宅街で北上駅に近いらしく、新幹線の走行音が聞こえる。すれ違ったカップルが、「駅前に止めて正解だね!」と言っているのが耳に入って来た。なるほど、協力金(駐車場代)500円よりは高くても2.5時間のロスを考えるとありだと思った。???がどこにあるかは分からないし、満車かも知れないけれど。アッ、もう来ないからいいか・・・。

ライトアップに関しても、いいとは言いない。桜の木の枝2メートルほどにくくりつけられた水銀燈が、やたら明るすぎて満開の桜の上半分だけ煌々と照らしているだけで、通路は明るくない。撮影すると、上半分は昼間、下半分は夜。コントラストが強すぎて雰囲気台無し。しかも、やたら明るいので桜の色など真っ白。メイン通路から外れて、なるべく明暗のキツくない水銀燈が隠れる場所からの撮影をチョイス。桜自体は素晴らしいが、今どき水銀燈かよ!地面からの、LEDの色彩を考慮し柔らかな光源で、雰囲気を重視したものに変えて欲しいと思った。

日中、大渋滞中も物凄い強風で枯れ草が舞い上がり、多少の桜が散ってはいたが、夜になっても、少しは弱くなったが相変わらず寒かった。救われた事は、桜がまだ八分咲き程度だったことから強風に耐えていたことだ。しかし、夜になると北上川を渡って来る風は、やはり身に染みる。そのせいもあって、ライトアップ撮影は無理せず早めに切り上げた。本来なら、珊瑚橋を渡り対岸からのライトアップを撮影して帰るのが当然ではあったが、多少の体力を残しておかないと、又6時間以上走らなければならない。断念した。

今回の遠征の中で、唯一正解だったのは、陣ヶ丘からの桜並木の眺めだった。丁度、時間的にも夕方から日が暮れるまでだったので、マジックアーワまでは行かないまでも雰囲気のある撮影ができた。三脚を持って上がらなかったので(その体力も気力もなし)、多少の明るさを残した時点で、新幹線のスピードについていけなくなった時点での撤退となった。勝手知ったカメラマンが10人ほどいたのには、納得(奥州市から毎年来ていると言うカメラマンとも話をしたが、疲労の為か覚えていない)。彼らは三脚持参なので、その後も夜景を粘っていた。
ただ、自分が撮影中、偶然だったが、光芒が現れ、その下を東北新幹線が走ってくれたのでラッキーだった。

21時に北上展勝地駐車場から出るも、睡魔がすぐに襲ってきて、途中2回も仮眠。SAでトイレに行くも気温が氷点下2度。朝5時の首都高は、走り慣れたドライバーばかりで、その走りは台数が多いのに速い。こちらも流れに乗るのに必死で、眠気も吹っ飛んだ。しかし、帰宅時間は午前7時近く、9時間以上かかったことになる。随分仮眠したものだ。

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