| ８月の栞 『第100回石巻川開き祭り花火大会（初観覧）』 |
8月5日は、花火大会が各地で最大数行われたのではないか？行きたい大会が沢山あって困った。中でも東京の花火大会の復活は凄い。先月の「足立の花火」、今年初観覧の「葛飾花火大会」、そして本日、「江戸川区花火大会」、枯れ草に燃え移る火災発生の「いたばし花火大会」。いずれも1万発から2万発規模。広い河川敷を生かし、打ち上げ数で勝負している点では同じか？。
神奈川県も負けてはいない。昨年自分が出かけた「あつぎ鮎まつり」（近藤師匠撮影）、湘南海岸では、小田原の「酒匂川花火大会」「茅ヶ崎サザンビーチ」、江ノ島の3分花火「マイアミ・ショー」そして箱根「芦ノ湖花火ウィーク」（名称は必ずしも正確ではありません）など、ため息が出るほど残念至極。
しかし、自分が今年行きたかったのは「酒田の花火」。全国唯一の二尺玉競技や3発同時打ち二尺玉打ち上げ、2キロのワイドスターマイン。遠いのを無視すれば（無視出来ないけれど）、ワクワクものだ。だが、しかし、行かなかった。なんで石巻？理由は「ディズニー・ドローン」を撮りたかったから。
安倍川花火大会では、昨年と同じ山の上で撮影し当然ながら樹木に遮られ、ドローンの一機さえ見る事ができず。こんな場所からでは無理なのは分かっていたけれど、音楽だけ聴いた虚しい15分は、何も聴こえなかった状況に比べ、悔しさ100倍、リベンジ気力1000倍？だった。それは大袈裟だとしても、仕事柄、教え子たちはミッキーのドローン「喜ぶだろうなぁ！」と、勝手に解釈。安倍川を逃し、残るは石巻と小樽、まさか北海道の「おたる潮まつり」は行かれないし、既に7月30日で終わっているので、石巻がラストチャンス（8月7日鹿児島市追加決定）。
これを逃したら次回のチャンスはいつ来るか?安倍川花火大会の失敗から、今回は無料エリアを確保する事がドローンを見る最低条件。気合いを込めて6時30分の出発。余裕で正午ごろには着くだろう？と思いきや、浦和料金所と圏央道の交差する岩舟ジャンクションでは渋滞が起きていて、合わせて1時間ほどのロス。ナビはいきなり13時過ぎの到着予定に変わる。これでは有料駐車場の開場時間には間に合わない。間に合わなくてもよいが、無料（有料も）の花火観覧場所開放が14時なのでそれすら間に合わないのでは?
。結局、到着は14時過ぎになってしまい、無理エリアの場所確保は厳しくなった。交通規制が駅前を中心に始まっていてナビ通りでは有料駐車場に着く事ができず付近をぐるぐる回る。時間は刻々と過ぎて行く。こうなったら民間の???でもと思ったが何処も??表示。初めての訪問にありがちなパニック。ようやく2箇所ある有料駐車場に着いたものの、物凄い入場所待ち、いつになったら入れるのかわからない。一方、無料???は16時を待たないと開かない。この方法絶対おかしい。16時近くになって、いきなり交通渋滞を引き起こすようなもの。「事前に路上に並ばないでください。」との注意書きはあったが、花火開始を待つ時、隣の人から聞いた話では、16時近くになって付近の道路は全く動かなくなったそうだ。いかに無料???目指して車が集まったかがわかる。
待つのが大嫌い（大抵皆さんそうでしょうけれど、食べ物屋さんとかよく並んでいますよね）な自分にとって有料駐車場に入るために、いつ入れるかわからない列に並ぶなんで考えられず。仕方なく「遠花火」の候補地のうち「日和山公園」へ。この公園は、高台にあって良かったのだが、花火が見える場所は、ほんの僅かで幅的には5メートルほどしかない。既に最前列?は三脚で埋まっていて、2列目狙い。シートと折り畳みいすを置き、見知らぬ隣の人に声をかけて、座って場所取りしてもらった。三脚2台の予定だったが、とても置けるスペースがない。仕方なく最悪の事を考え2メートルの三脚一台で臨む。花火開始直前にはこの狭い一角に100人近い人が隣と肩がぶつかりそうなひしめきあった状態になっていた。しかも、蚊がブンブン飛んでいてあちこちで団扇で払う音がした。
ドローンのことばかり話題にしたが、実は17時20分からブルーインパルスのデモ飛行が組まれている。残念ながら、自分はこれまでににジェット戦闘機の撮影を試みた事がない。その機会もなかったし、あまり興味もなかった。今回は降って湧いたチャンス？しかし、撮影のノウハウをまったくもちあわせていなかった。レンズの大きさから、シャッター速度、絞りetc・・・。案の定ピンボケ写真の連続。言い訳をすれば、この場所3分の2は木々に覆われていて、残りの3分の1の空の約半分が雲。だから空の6分の1で勝負。ブルーインパルスは雲の上を飛ぶ。だから音を頼りにその方向を見ても雲間から突然現れ、そのスピードも速い。勿論ブルーインパルスのエンジンの半分の能力しか使っていなかったとしてもだ。お恥ずかしいながら、証拠写真程度にアップいたします。
さて、文章は長く（いつもすみません）なりますがディズニードローン撮れました。
ここからだと無理だと思いきや、少し斜めとは言えその姿はハッキリわかりました。念願成就！百聞は一見にしかずとはこの事。実際に見たらその大きさにビックリした。わざと街の灯りを下に入れてみましたが、なぜかブレてる。理由は手持ち撮影。何処に上がるかわからなかったから、仕方ありません。こちらも完全ではありませんが、まぁまぁです。型物花火を完全な形で撮影する時のノウハウがここでは生きました。基本、シャッタースピードを速くして瞬時に撮る点がポイントですが、あまりに短いと暗いミッキーになります。失敗したのですが、ピントが甘かった写真が、別な表現をしてイルミネーション的。
花火の打ち上げ位置も定かでなかったのですが、2箇所程あったのか？また水中花火は少し離れた別な場所から開き、遠花火ではありましたが、花火自体も大型のものが多く、スターマインも非常に凝ったトラの尾を用いていて素晴らしかった。川面への映り込みもタマタマとはいえゲット出来たので、この場所はラッキーだったと言えるでしょう！当初、ディズニー・ドローンの事だけマークして選んだ石巻の花火だけれども、「ブルイン」や「ディズドロ」が無かったとしても、はるばる来る価値のある花火大会です。出来れば、松島観光と震災遺構見学を兼ねて一泊したいものです。 |
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