相棒の栞  モバイル版

山形県鶴岡市大宝寺
撮影日時 : 2023−8−19
8月の栞 『第30回赤川花火記念大会』
鶴岡市には、2019年に行って以来四年ぶり。勿論、コロナ禍で規模縮小もあったし、天候がイマイチだったこともブランクの要因。鶴岡までは、依然として山形道が全通していないので、8〜10時間近くかかる。特に赤川花火大会は、土曜日開催なので山形道を下りる(高速道路が完成していないので、渋滞が半端なく凄い)車で物凄い事になる。今回、自分は岩手県一関市当たりで記録的短時間大雨情報などを前日から聞いていたので東北道ではなく、関越自動車道と日本海東北自動車道で鶴岡までいった。こちらは距離は増えるが圏央道や関越道の渋滞を除けば群馬県以北はスイスイ。5時半出発、ガソリンがバカ高いので、相模原ICまで下道を利用。途中睡魔に襲われるが、日陰があるSAなんて知らないので、睡魔と戦いながら走る。

赤川花火は行くたびに思うのが、行きは嫌になる程遠い距離、帰り花火を見終わった後は、遠くても来て良かったと言う感想。今年も30回記念と言う冠がある無しに関わらず、素晴らしい花火大会だった。これだけワイドで、これだけの物量のスターマインが時間的にも長く、尺玉連発の高さ、虎の尾の巧みさと色、プログラムの構成の素晴らしさ、どれをとっても自分が知る限り他には無い。特にマルゴーさんの打ち上げは、市川三郷町の「神明の花火」を上回る規模と内容の素晴らしさだった。これも赤川の地理的有利さなので、市川三郷町でも地形さえ許せばもっとワイドに打ち上げ可能なのだと、変に納得してしまった。

オープニングは紅谷青木煙火店さん。長野えびす講で遺憾無く実力を見せつけてくれる煙火店さんだが、今回のオープニングも素晴らしいものだった。ただ後から打ち上がる実力派煙火店さんのスターマインが、それさえも上回る素晴らしさだった。マルゴーさんをも上回るかと思われたのが、磯谷煙火店。この煙火店さんだとわかる独特の花火は、その特徴を「これでもか!」と感じさせる構成で、攻めに攻めて来た。感動の余り思わず「すげ?」と独り言が出てしまうほど。

最後を飾ったのが赤川花火の屋台骨と思われる、伊那火工堀内煙火店さん。普通、何処の花火大会でも定番な錦冠が盛大に上がり、一瞬終わりかなと思わせておいてスクリーン(バックの空)が真っ黒になったかと思ったら、再び怒涛の錦冠、途中のパステルカラーも素晴らしかったので、よりラストが感動モノ。

感動に次ぐ感動、独り言の連発、メチャクチャなレリーズ切り。我を失いつつ、すっかり赤川花火に酔いしれていると、8時8分突然FMラジオに「山形県上山市に土砂災害警戒情報が発令されました。」との割り込みが入った。花火打ち上げ開始前から南東方向では稲光が盛んに光り、東方向は厚い雲で覆われていた。いきなり「雨、大丈夫か?」の現実に引き戻されたものの、それも一瞬だった。赤川花火大会の引き付け力は、半端ない!

この日は、開始前から草むらに置いた蚊取り線香の煙が真っ直ぐにしか上がらず、無風。打ち上げ開始後も風は殆どなく、赤川花火名物の「パタパタ・タイム」(団扇で仰ぐ時間)が何度か設けられた。煙はわずかに左方向に流れてはいたが、視界半分が煙。途中幾つかのプログラムはその影響が大で、とりわけマルゴーさんと磯谷さんの時の滞留は、いただけない。ラッキーだったのはラストの伊那火工堀内煙火店さんの時は、意外にもクリアーだった(メインの有料会場側はその反対だったそうだ。しかし、煙の邪魔があっても絶対アップしたい花火は多数存在するのが赤川花火。 

まだ30年程しか経っていないとは思えない素晴らしい大会に成長した。これからも、もうこれ以上は望まないから、続いて欲しいと切に思いながら、鶴岡を後にした。

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