| 9月の栞 『第29回深谷花火大会』 |
お恥ずかしいながら、深谷と聞けば「ネギ」と答える程度しか深谷市を知らない。もう少し格好つければ、来年から一万円札の顔になる渋沢栄一の生まれた土地。熊谷花火大会は知っていたが、深谷市にもあるなんて・・・。人口15万人弱は、海老名市とほぼ同じ。
たまたま日曜日で、他にめぼしい花火大会がなかったので行ってみる事に。どうせ大したことないだろうと言うのが、先入観としてあった。ところがである。良かった!尺玉中心に、これだけの10号玉が拝めれば大満足だ。プログラムが全部で110番まであるが、そのうち10号玉の数は何と70程。後半にはスターマインが連続するが、自分的には、尺玉の数と質の良さに感動した。逆にスターマインは一箇所打ちでそれほどでもなかったが。尺玉の出来が素晴らしかったので、そう感じたのかもしれない。
ただ、深谷花火の宣伝の仕方が、イマイチ。スターマインばかり宣伝しているが、見物人の中には花火に蘊蓄がある人が、かなりいる。そう言う人達は、必ずしもバンバン上がるスターマインよりも10号玉の造りや、発色に詳しい人が多い。何年か前、大曲花火を撮影している時、ただ単に花火を見ている大人も子どもも、尺玉が上がる度に、牡丹だ菊だと言っていた。柳、千輪、万華鏡・・・、まぁ驚いた。確かに大曲は、競技花火だから、花火に詳しいのは分からなくもないが、尺玉の趣きを好む人もいる。深谷花火を撮影していて、「なぜ、この尺玉の多さをPRしないのか?」勿体無いと思った。今回は上手くいかなかったので来年リベンジしたいところだが、来年この場所での花火大会は開催しないのが残念(同じ利根川でも群馬県)。
なぜリベンジなのか?と言うと、またまた初観覧ゆえの場所ミスと機材ミス。秩父鉄道武川駅から徒歩7分の荒川河川敷が会場。いつもの通りメイン会場の反対側からのアプローチ。「本田の桜並木」を目指す。JAの臨時駐車場に止め、河川敷まで歩く。一時の猛暑は多少収まったとは言え、ここは埼玉、しかも熊谷に近い(そう申し上げれば、お解りかと?)。歩き出すと、すぐに汗が湧き出る。水分補給をしながら、ゆっくり歩く。5分ほど歩くと「本田の桜並木へ到着」と、出るが河川敷らしい風景と言うよりも、雑木と藪が目の前に立ちはだかるだけ、川はどこ?状態。少し歩くも流れは見えず、土手といっても、草茫茫の普段歩いていないような道。ただ、その一部が、数日前に刈られていて、おそらくここで花火を見る人がいる事がわかる。更には、電脳スタジオオキナの社長A氏もそこに立っていて、暫くぶりの出会いとなった。
彼は、前日高遠の花火大会へ行き連チャン。既に今年は100を超える花火大会に出かけているそうだ。スマホで距離測定すると400メートルと出るが、花火の筒は見えない。そのうち群馬から来たと言う女性2人のカメラマンも会話に加わり、少し前に水を撒いている場所を教えてくれた。A氏も実際筒の近くまで行って、場所を確認していた。この時点で「他にも候補地を探さなければならない。」と言う発想は消えていた。
皮肉にも先月5Dが壊れたため、この日持参したのが7D。これに24?105をつけて打ち上げを待ったのだが、10号玉は話にならないくらいの画角オーバー。急いで16?35に付け替え。それでも換算26ミリ弱で10号玉(同じ尺玉でも、大きさが少し違うが)が入らない。諦めるしかなかった。
今後、この場所で撮影する事は100パーセントないが、適正レンズは20?22ミリではないかとA氏や群馬のカメラマンの会話から判断出来た。折角これだけの尺玉が上がったのに画角オーバーが多く、悔しい限り。
打ち上げ場所から、700メーター離れた場所から水面反射を狙った知り合いのカメラマンがいたのだが、結果は聞いていないものの、距離から考えると画角的には、そこからなら収まったかと思う。後からグーグルマップで調べてみると、武川駅側の河川敷は開けている場所もあり、そこに車まで写っていた。規制で入れない可能性はあるが、初めから会場の反対側ばかり見ていた愚かさが露呈してしまった。
オリエンタル火工、金子花火、神田花火、豊田煙火店、根岸火工、、パイロテクニカの6社が尺玉、スタマ関係なく担当し、見応えのある花火大会に仕上げてくれた。4000発の打ち上げ数は決して多くはないが、スタマの小ぶりの花火で数を稼ぐよりは、尺玉を1発ずつカウントされる事が、どれだけ満足感が得られる事か?改めて感じた次第。
来年は、同じく9月上旬に伊勢崎市、本庄市、深谷市が三市連合で伊勢崎市境島の利根川河川敷で行うとのアナウンスがあった。又、新たにロケハンが必要となるが、体が空いていれば行きたい大会に含めておこう!
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