相棒の栞  モバイル版

長野県千曲市八幡
撮影日時 : 2024−1−31
1月の栞 『姨捨棚田ペットボタル(下見)』
千曲市観光課の関係で、姨捨の棚田まで出かけることに。昨年の11月20日から始まった「千曲市誕生20周年記念(それ以前は更埴市のエリア)事業」日本遺産姨捨棚田イルミネーション事業で、能登の輪島市「白米千枚田」の様な太陽光発パネルを備えた4色に変化するLEDライトで棚田を縁取ろうと言う企画。

長野えびす講花火大会の後立ち寄った友人から、もし良かったら撮影しに来てくれるよう話があった。なんとかこの事業を軌道に乗せたいようだ。こちらも、なんとかポスターに出来るような写真で応えたいと思い、下見。

2月1日の私立入試の為、1月31日は学習予備日として空けておいたのだが、今年は順調な仕上がりで、前日迄塾に来ることもなく、自宅でゆっくりさせることができた。ここの所、コロナとインフレが同時進行しているため、学級閉鎖も出ている。むしろ心配は、頭よりも身体か?!
 
ほぼ4週間ぶりの休み。高速をブッ飛ばす。平日ゆえ楽勝で点灯前の姨捨スマートインターを出て現着。今回はあくまで下見ではあったが、ただ迷いだけが増幅した感じ。点灯し始めたペットボタルは確かに風情がある。後方の善光寺平の夜景、その後ろの山々を入れて撮影したそれは、スケール感満載。しかし、4000個のペットボタルでは、後方の夜景に負けていると、感じた。「白米千枚田」のスケールと地形(地震で大変な被害が出て出てしまったが)の良さを知っている自分にとっては、直感的にそう感じてしまったのだ。

ただ、旅館を経営する友人も、その辺は分かっているらしく、「まだ、一部しか設置出来ていないんだ!」と規模の小ささを暗に指摘する発言はしていた。一個〇〇円で市の予算が幾ら幾らで・・・、とかも聞いたが忘れた。  

平日だったので、訪れた人は10人以下。誰が撮っても、上手下手の差のない写真しか撮れないことを感じた。表現の仕方が厳しかった。逆にいえば、夜景バックの幻想的な作品がどなたでも手に入れられると言うこと。それではポスターにはならない。田の中央に置かれた少し明るめの白色光は、月をイメージしているらしいが、余りピンと来ない。もう少し大きめの、丸い薄ぼんやりとした黄色の灯りが欲しい。無理か?

今回の下見で、条件としては満月が必須なのは当然として(この日は満月過ぎ)、「ポスターまでに仕上げるとすれば和服を着、唐傘を差したモデルさんを何処かに配置する事まで考えなくてはならないかと?」友人にはそう伝える事になるだろう。

例によって、帰路姨捨駅に立ち寄り電車を撮影辛うじて電車と棚田のペットボタルをコラボ。益々、灯りの規模の小ささが強調されてしまいましたが。

アクセスカウンター アクセスカウンタ