| 6月の栞 『通称「モネの池」』 |
今日は、リハビリの先生の都合でトレーニングなし。早朝4時に家を出て、岐阜県関市板取まで雨中の高速を走る。車の数は多かったものの、平日なので日頃運転する機会が多いドライバーの為か、平均速度がかなり早い。とりわけ新東名は120キロ区間がずっと続く為、規制なしの雨の中、お構いなしの120キロプラスアルフア。4時間半車を走らせ、目指すは通称「モネの池」。天気は良くないのだが、丸一日空いている日が平日では今日だけ。日曜日にここを訪れることは、絶対に避けたい。
この池が、脚光を浴びたのは8年ほど前らしい。ネットの力は凄い!写真で見るからには、「実際に見てみたい!」と思わせる。大抵、一年も経てば、(自分としては)どうでも良くなる被写体の割合の方が多くなり、やがて忘れてしまうのだが、ここには気持ちが残っていた。ウェザーニュースの予報によれば、「現地10時頃には雨があがり曇り、午後から晴れ」と、あった。到着した時は大粒の雨が降り、とても外に出る気にはならない。仮眠をするにも車の屋根に当たる雨音がうるさくて無理。やがて9時頃になり、バスが一台到着。周囲50mにも満たない小さな池は、撮影ポイント2箇所を中心に混雑。この後、これから飛騨高山か白川郷にでも行くのだろう?すぐに立ち去った。
今思うと、せっかくの雨だから多少濡れてでも記念に撮っておけば良かったかな?とは思った。ただ、1時間の雨量が8ミリ予想だった通り、表に出たいと思える景色ではなかった。驚くことに10時を過ぎると、雨音が急に静かになり、周囲の水溜りにもわずかな雨粒が確認出来る程度に。そして、なんとその5分後に雨は完全に止んだ。ウェザーニュース凄い!既にかなりの人が訪れていて、スマホ片手に池を回る。決して大きいとは言えない「モネの池」は、みるみる人で埋まる。あっという間に出遅れ感MAX。
ここにはとても人懐っこい叔父さん(姓をヨシエさんと言う地元の方)がいて、網で水面をバシャバシャさせたり、ポールを叩いたりして鯉を誘導しようと一生懸命だ。確実に観光客を喜ばせることを仕事としているよう!。自分も彼から色々な話を聞いたり、彼がスマホで撮影した自慢の写真をみせてもらった。確かにそれは、自分の写真より上手い。
昼になり一旦車に戻り昼食。13時頃から再び池に戻ったものの、混雑。親切おじさんのヨシエさんに「お昼食べたんですか?」と声をかけると、「昼は家に戻ってビール飲んできた!」との返事。そのうち林さんという地元のカメラマンと意気投合。ゲンジ蛍の話に盛り上がり、撮影は中断。自分と同じCanonの5D系だったのでバルブ撮影や、多重露光の話、岐阜でのホタル撮影地、琵琶湖の花火の話まで。その頃ちょうど太陽が真上から差し込み、水深1メートルほどの池の底に鯉の影がハッキリと写る姿を撮ることができた。これも林さんのアドバイスがあっての収穫。
やがてフラワーパーク板取で毎日HPに写真を一枚アップしている小林さんも話に加わり、いつの間にか光線の角度や時間によってベストな撮影場所などを伝授してくれた。帰りに売店で紫陽花の鉢を一つ買って帰ったが、安い授業料だった。
今のスマホならどなたでも、素晴らしいしインスタ映えのする写真が、同じ様に撮れてしまう。池の反射、魚の動き、その他微妙な変化を、本当にこの池を知り尽くしたカメラマンはわかっているのだろう?!彼らの写真を見て出かけてはみたものの、何回か通った者で無ければ予測がつかないタイミングがある。奥が深いと言えばそうなのだが、「取り敢えずみんなと同じ写真を撮ってきました。」と言うのなら一度だけ行けば十分。ただ、この池の水温が年間通じて14度程ということで起こりうる自然現象を知ってしまうと、秋にも冬にも行きたくなる。ただ、いかんせん岐阜は遠い。関市は、近場(白川郷、高山市など)とのセットで考えないと再訪には微妙な場所である。 |

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