| 6月の栞 『下田公園あじさい祭り』 |
2022年に出かけた蒲郡の形原温泉のアジサイが、これまでの最高だと思ったけれど、今回、個人的好みから下田(城址)公園のそれが一番ではないかと思うに至った。片道3時間かかるのは、下田が伊豆半島先端に位置する以上仕方がない。臨時駐車場600円は18時で締め切り。しかし、公園入場料は不要(協力金箱は設置)、24時間営業だ。
第一印象はアジサイが好き勝手に咲いている感じ。通路は最低限整備されており(メインのみ)、足の不自由な人にはカートの貸し出しもある。急傾斜地に咲くアジサイは、被写体としては撮影意欲が増す。しかも、崖なので必要以上に人の手が入らないのがいい!
残念ながら迷路のようになっている道は階段が殆どで、今の自分の足では全てを回り切ることは出来なかった。出掛けたのが13時過ぎ、先日の大雨で135号線は、10箇所程で崖からの出水が今も続いていた。そのうち数カ所は、片側交互通行で渋滞(特に伊豆山付近)していて、17時少し前の到着。熱中症を恐れて、遅い出発で日中の強い日差しを避けたつもりだったが、到着が遅すぎた。正面の臨時駐車場が閉鎖される18時では十分な撮影ができないので仕方なく水族館に止める。
本来なら、メインの案内所や売店に立ち寄って、ある程度案内に従ってコースを周れば、もっと良い写真が撮れたのだが、水族館側はむしろ裏側から入る感じ。その代わり殆ど数人の見物客とすれ違っただけで、怖いくらいに誰もいない。霊感は全くないが,「一夜城」共々北条氏ゆかりの城とあらば、カップルがイチャイチャする公園とはわけが違う。坂を少し上がると、なぜか?裸体像が何体も出迎える。分岐には、アジサイ絶景エリア、ビューポイント、展望台などの案内があり、何も知らずに立ち入っても何とかなる。
なんとかならないのは、自分の足。メインの散策コースは石畳の整備された道。ここを歩くだけでも充分両側に咲くアジサイを楽しむ事ができ、下田港などの眺めも満喫できる。しかし、そこから分岐して天守閣跡へ続く階段ときたら、両足を一旦揃えて一段ずつ上がる始末。そのうち痛みが左足全体に走ったりして、ヤバくなった。休み休み歩を進めるものだから時間ばかり過ぎて行く。
カメラはミラーレスの軽いやつ一台。三脚なし。なるべく身軽にすることだけを考えた。しかし、出来れば三脚と脚立が欲しかった。夕日も沈みかけの時刻、公園内は明かりが殆どない。それは大歓迎なのだが、ISOを上げてもf値を2.8にしても、手持ちではチョットブレる。ヘッドランプを点けても、手前だけしか効果なし。8時になり、いよいよ人の気配はゼロ。沢山のカラスのけたたましい鳴き声と、崖下からのカサコソ音にビビりながら、車に戻る。真っ暗闇に突如浮かび上がる人物像は、一瞬恐怖を感じた。
アジサイの開花状況は、「見頃をやや過ぎ」とあったが、色褪せていたのは僅かで、300万輪とか訳わからない数からすれば、全体に与える影響は雀の涙程度。来年はモデルを連れて行けば、更なる万華鏡の世界が描けるかも知れない。
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