| 7月の栞 『雨引観音(雨引山楽法寺)あじさい祭り』 |
リハビリの後、仕事が入っていなかったので、そのまま茨城県桜川市まで車を走らせた。リハビリの進展具合は、高校野球にたとえて担当の理学療法士が進捗状況を教えてくれる。6月は順々決勝で、なかなか勝てず苦戦したが、今月に入って上りの階段だけは日によって多少の痛みは伴うもののあがれるようになった。正座も痛いのを我慢すれば、尻と踵がなんとか着くようになった。現在、準決勝を戦う体勢なのだが、まだ内側の筋肉の着き方が不足しているので、階段を下りるのが相当フラフラだ。膝下の痛みは消えたので筋力をつけるように言われてはいるのだが、自主トレが出来ているとはとても言えない。
雨引観音は、(これも「モネの池」同様昨年からマークしていた場所なのだが)、アジサイの水中花で有名。こちらもSNSの宣伝力は強烈で、出かけてみたい気持ちを唆る。ところが、梅雨も開けないこの時期に猛暑日連発。年寄りの昼間の外出は控えるべし!とは思うものの、家の中でエアコンをガンガンかけているのも余り健康的とは言えず。
この日も常磐道下り「守屋」辺りで16時30分頃35度を車の中の温度計が表示、現地到着時の17時30分でも31度。平日ということもあり、首都高速の渋滞はノロノロ運転が多い、いわゆる断続渋滞。常磐道に入れば徐々に車の流れは良くなり千葉県を抜ければスイスイ。土浦北ICで降り、国道125号線を筑波山を右手に見ながら走る。
途中、雨引観音の案内板が何箇所か出ているが、右折する場所がわかりにくい。通り過ぎても次を右折すれば大丈夫なのだが道幅が急に狭くなるので違和感が。目的地は雨引山の山頂近くにあるのだから、山道を登る認識は初めから持っていた方が良かった。ヘアピンカーブを含み目的地近くは峠道で、道幅も狭い箇所がある。
ただ駐車場だけは広い。それでも第二駐車場は満車に近かった。この寺の人気度がわかる。おそらく土日祝日は、上2つの駐車場はすぐに満車になってしまうだろう!結構勾配があるので下から歩くのはきつい。ましてやこの暑さでは・・・。自分は足の負担を考え登り切った第一に止めたが、それでもいきなりの階段。段数は少ないので第一段階のリハビリはクリア。境内は寺とは思えない賑やかさ。お祭りムード。駐車料金も参拝料もなしで見学出来るなんて嬉しい限り。そりゃ皆さん来るわ!その点、鎌倉の長谷寺はその両方(Pと拝観料)がかかる。市街地と山寺の違いだから仕方ないけれど。
アジサイは既に見頃を過ぎ、枯れているものが目につく。当たり前のことだが、水中花が見られる頃には、見頃が過ぎつつある花を切り取って浮かべる訳だから、当然とも言える。もし都合がつくなら水中花の初日に来るべきなのだろう?今年は6月29日からライトアップ、7月7日までの予定。
夕闇が迫る頃、見物客はさらに増え、「映えスポット」のアジサイの花を浮かべた池の周りは、二重三重の人集り。辺りが次第に暗くなるに従って、ライトの明かりが強くなり、アジサイ本来の色は何処へやら?アジサイがアジサイなのかわからないほど光が強い。照明の明るさと同時に、赤、ピンク、紫、ブルー、グリーン、黄色と変化するのだが、色が強すぎて幻想的雰囲気が度を超えている感じ。その上、花の潤いを保つためにやむを得ないのだろうが、ミストがたかれ、写真写りからするとボヤけてしまう。そこを上手なカメラマンは、上手く表現するのだろうが、自分にはムリ。
オールイエロー、オールグリーンなどありえない色を撮影したものは、紫陽花の本来の色に敬意を表してボツにし、最小限とする事にした。それにしても3匹のアヒル、どうして逃げ出さないのだろう?大体中央に固まっていた。8時迄、こんな光に照らされていて健康上大丈夫なのかと心配になった。
この日、見物客に対してNHK水戸放送局が、途中で中継に入る事前の知らせがあり、顔が映り込む可能性があるので、写りたくない人は少しの間、場所を離れるようお願いがあった。予め、女性の1人にインタビューする事を決めておくなど準備万端。池を、明るさ控えめの大型の照明で照らし、10分程で解除された。一旦静かだった辺りも賑やかになり、「映えスポット」での順番待ち、が再びはじまった。結局、池の周りの混雑は20時の閉門まで続いた。
無理やりの照明を施さなくても「雨引観音」には、アジサイを中心とした様々な魅力がある。アヒルが散歩していたり、孔雀にも出会える。むしろ、お寺とアジサイのコラボでそれ以上の加飾は無くても十分だ。
昨今のSNSへの「映え写真」は実際に行ってみると、そうでもなかったりする。少しは写真が分かる人間からすると、過度に盛った写真は見抜けるけれど、時として行ってみたい衝動に負けそうな綺麗な写真もある。そして、実際に行ってみると、うーん・・・。静かさを求めるなら自重した方がいい場合も多い。 |

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