相棒の栞  モバイル版

長野県北安曇郡池田町
撮影日時 : 2025−10−28
10月の栞 『大峰高原七色大カエデ』
毎年この時期になると、必ずと言っていいほど話題に上るのが「七色のカエデ」。ただこれだけ見に行っても片道4時間以上かかるので、時間的ロスが大きいので毎年パス。ただ今年はちょっと事情が違っていた。

予定通りの計画なら、同じ長野県でも須坂市にある「米子大瀑布」を予定していた。しかし、下調べしてみると駐車場から結構歩く。一周すると2時間。しかも登山道とまでは言わないが、明らかにハイキングコースよりきつそう。のんびり歩けば何とかなるのだが、やめた理由はお恥ずかしいながら「熊さん」。

もはや、蜂蜜大好きな「Pooh」さんや、「お母さんといっしょ』の中で歌われた「森のくまさん」の可愛らしさは微塵もない。山奥ならともかく玄関先で襲われたり、銀行の地下駐車場にいたり、高校の野球部屋内練習場のネットによじ登っていたりで、完全に人の生活の場の隣にいる。自動ドアをいい事に好き勝手に入ったり出たり。全国で亡くなった方も多数だが、長野県でもお一人が命を落としている。そんな訳で今年の紅葉撮影は、多く出かけられず残念な結果になりつつある。

そんな訳で、観光ガイド役の係員がいる大嶺高原の開けた大地に七色カエデを拝みに行った。一本桜の様に見物客が周囲を囲む様に愛でる一本楓。協力金200円を募金箱に入れ16時から撮影開始。しかし、樹齢250年を超える大カエデの下部が日陰になってしまい撮影しても上部は白飛び。仕方なくしばらく日が沈むのを待つ。

少しの間案内役と話す。その人が言うには朝の6時にはカメラマンがたくさん来ているそうで犀川上空に発生する川霧とのコラボを狙うそうだ。確かに、このカエデは一周すると色々な色の葉があり、しかも光の当たり方でも違う様だ。陽が落ちて辺りがブルートーンに変わりつつ、高さ10メートルを超えるこの大木は、身に纏った葉の色を刻々と変える。

さぞ朝日に照らされ、川霧の背景に立つそれは、絵画にもなるだろう?自分はといえば、後半は夜間撮影になってしまった。しかし、寒さをこらえつつ、真っ暗闇の中ただ1人露光した被写体の中に、流れ星が捉えられていた。これだけでも、ここに来た甲斐がありました。

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